検索窓
今日:25 hit、昨日:5 hit、合計:12,285 hit

たたりもっけと小さな悪霊(4) ページ18

間に合わない!そう思った時、ガシッ!

かごめ「犬夜叉!あんたいつの間に!」

犬夜叉「全く。見てられねえから後を着けてきたんだよ。間に合ったな。」

かごめ達は慌てて下に降りた。真由と向かい合う。

真由「如何して…、如何して邪魔をするのよ!あんたらには関係無いじゃない!」

義丸「いい加減に目を覚ましなお嬢ちゃん。弟さんを、さとる君を殺めても救われないぜ。このままじゃ、手遅れになるんだ!」

かごめ「真由ちゃん、貴方は、本当にお母さんに裏切られたなんて思っているの?貴方は、火事に巻き込まれる前にからびつの中に隠れていたんでしょ。火事になったとき、貴方のお母さんは、貴方が家に居たことを知らなかったんじゃないの?貴方は見捨てられてなんか居ないはずよ!」

鬼蜘蛛丸「そうだよ。多分、君は見つけてもらえなかった淋しさから、さとる君を逆恨みしてるんじゃないか?しっかりするんだ!」

だが、真由は悔しそうに顔を歪める。躰から炎のような凄まじい霊力が溢れ出している。

真由「そんなの…、そんなこと判ってるよ!あたしが本当は悪いだけだって!!」

犬夜叉「無駄だよ。言っただろう。幽霊は妖怪とは訳が違うって。妄執に囚われちまったんだ。本当の事を突き付けたって、其れで改心して成仏する程簡単じゃねえんだよ。見てみな、あの餓鬼を。来るところまで来ちまってる。あれはもう、悪霊に堕ちる一歩手前だ!」

かごめ「そんな…!もう助けられないって言うの?!」

その時、真由の後ろに居たたたりもっけが目を完全に見開いた。そして、

ジャラララッ!鎖を何本も躰から放ち、真由を絡め捕る。

真由「えっ?な、なにこれ、離してッ!」

だが、たたりもっけは、鎖を引きながら飛び立った。真由を引っ張りながら飛んでいく。

鬼蜘蛛丸「しまった!あのままじゃ、あの子は地獄に…!」

犬夜叉「いや、まだだよ。仕方ねえ。ついてきな!多分あのたたりもっけが向かったのは、あの餓鬼の家だ。協栄丸のおっさんが言っていたぜ。たたりもっけは、悪霊の餓鬼を死んだ時間の死んだ場所に連れ戻して、其処から地獄に引きずり込むってな!助けられるとすりゃ、その時しかねえ!」

走り出すかごめ達。

鬼蜘蛛丸「そうか、恐らく死んだときの光景を見せて、罪に向き合わせようとするんだな。間に合えばいいが…!」

たたりもっけと小さな悪霊(5)→←たたりもっけと小さな悪霊(3)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:兵庫水軍 , 犬夜叉 , 天女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ミョウガさんが血を吸って滋養のドリンク?解毒剤にしてたやつかな?続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか? (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(`^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね?多分・・・! (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年5月6日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。