激突の後に ページ12
舳丸は素早く飛び込んだ。
鬼蜘蛛丸「無茶はどっちだ！幾ら舳丸でもこんな嵐の海で泳げるわけが…！』
その間にも犬夜叉は戦いを続ける。隙を突き、鉄砕牙で偽水神の顎を裂くように切り裂いた。偽水神は空中に飛び上がると、何とかごめ達に向かっていく。だが、
弥勒「無駄です。風穴っ！』
弥勒が風穴を開いて偽水神に向けた。嵐よりも凄まじい風に呑まれ、白蛇は風穴にバキバキと音を立てながら吸い込まれてしまった。
網問「後は矛を…、太郎丸君と舳丸の兄貴は…！』
すると、バシャッ！
海から水飛沫を上げて犬夜叉が飛び出した。タンッ。岸壁に着地する。両腕に太郎丸と舳丸を抱えている。矛を掲げてかごめに差し出す。
犬夜叉「ほらよ！矛だ。此奴らなら心配ねえ。気を失ってるだけだ。』
かごめは矛を受け取ると、女神に差し出した。
かごめ「水神様、お願いします。』
水神「任せろ。』
矛に触れた瞬間、女神は人間と同じ背丈になった。これが彼女の本来の姿なのだ。
女神「雲切の法！』
矛から力が広がり、見る間に嵐が晴れ、荒れ狂う海が静まっていく。
鬼蜘蛛丸「終わったな。これで、もう生け贄騒ぎは無くなるだろう。』
重「でも、俺神様なんて初めて見ました。実在するんですね。』
女神「私達は本来は、人の眼には見えないように過ごしているからな。ただ、今回はあの異界の欠片の力で彼奴が暴れたために、出て来ざるを得なかったのだ。あの欠片のある異界には、あやかし(妖怪)達は普通に人の目に触れながら生きている。此方は少しばかり違うのだ。』
鬼蜘蛛丸「そうか。実在しないわけじゃない。俺達の世界じゃ、神や妖怪達は、人間には判らないように生きているんだ。不思議だな。』
女神は社の中に入ると、祭壇に矛を戻して封印し直すようにとかごめ達に告げ、静かに消えていった。
矛を封印し直すと、町に戻り、仲間達と合流し、帰路についた。だが…、
ガラガラ…、荷台に豪華な品々を山と積んだ荷車を弥勒が引き、皆が周りを歩く。兵庫水軍の皆は、何なんだこれはという顔で荷車を見ている。
犬夜叉「おい弥勒、何だよこの荷は？』
弥勒「いえ、結果を知らせるとき名主様に、ご子息のご活躍を、町の衆にもお伝えしましょうかと言ったら、何故かこんなに土産を持たせてくれまして。催促したわけでは…。』
犬夜叉「って、お前其れ脅迫じゃねえか。良いのかんな事して？』
義丸「まさか、いつもこ―ゆ―事してんのか…？あの弥勒って法師様は…？』
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あやみ - 肉付きの面でしたよね('_'?)確かに良く蛇捕まえられましたね(汗)ﾐｮｳｶﾞさんが血を吸って滋養のﾄﾞﾘﾝｸ？解毒剤にしてたやつかな？続き楽しみにしてます(笑) (2020年5月24日 18時) (携帯から) (
レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 七宝が蛇を捕まえられるのは、七人隊の話で見たので書いてみました。見たときは、七宝はよくこんなに蛇を捕まえられるなと感心しました。この先の展開はきあいをいれます。お楽しみに。因みに、能面正体は判りますか？ (2020年5月24日 16時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - 続き楽しみにしてますo(｀^´*) (2020年5月23日 16時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» 戦いは中々書くのは難しいです。動きのある場面は、余り得意ではないので。クライマックスではもっと頑張ります！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - たたりもっけはかごめに助けを求めているんですね？多分･･･！ (2020年5月14日 10時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち x他1人 | 作成日時：2020年5月6日 6時
