検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:709 hit

part4 ページ5

阿伏兎「お、やっと来やがったなぁ?遅ぇーぞA」


A「アハハ、すみません」


船に乗ると阿伏兎さんは呆れた顔でAを見た。


神威「まーまー阿伏兎、許してやりなよ。女の子に身嗜みチェックは必要不可欠なんだからさ



………ん?A、顔色悪くない?」




ピクっと反応するA。



A「え?そうかな…。別になんともないよ??」


いつもの愛想笑いを向けた。


神威「ふーん…。ならいいんだけどさ」


疑わしげにAを見つめる神威だが、諦めたのか自分の席につく。


ふぅ…危ない危ない…




阿伏兎「んじゃ、出発しますぜ」



ゴォォォオと音を立てて戦艦は本部の船から出た。


====================================



阿伏兎「おっと、言い忘れてたぜ。皆んなよく聞いてくれぇ!」

阿伏兎は第七師団団員全員に聞こえるように声を張った。



阿伏兎「もう数十年前の話を掘り起こすようなんだが、万が一”ルシ”を見つけたらその場で殺すようにも命令されてる。いいな?」



団員「「御意!!」」





ルシ。
神に選ばらし者。



昔、ルシにされた者がいた。


しかし、その者は化け物になり多くの人々を殺し回り、最終的に殺されたという。

ルシにされた者は体の何処かに刻印が刻まれている。


もう昔の話だ。




神威「上はまだ恐れているんだねぇ…もう随分前の事なのに。ま、殺せない訳ないから別に問題はないんだけどネ」


ルシはどのような原理で選ばれるのか。
神とは何なのか。


謎は解き明かされないまま放置されていた。



それとも真実を恐れているのか__________




A「見つけ次第、殺せばいいんですね。」

阿伏兎「そういうこった。ルシは全世界の敵だからな」



A「世界の…敵………」




ルシにされた者はいったいどんな気持ちなのだろうか。

自分の大切な者から害虫扱いされ、世界に追われ、誰も助けてはくれない。

そしていつしか化け物になり、理性を失い血に狂い続ける。







神威「……。A?大丈夫??」


A「…あぁ、大丈夫だよ。少し考え事してただけ。」





すると神威はいきなりAの肩を抱き寄せた。





A「…………な!!///////」





顔が真っ赤になっていく。
慌てて神威を押しのけるA。



A「何するの!!びっくりしたじゃない!」



ぎゃんぎゃんと子犬のように吠えた。

part5→←part3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 小説
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あまもり | 作成日時:2017年10月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。