独り少女の小さな恋物語 （花より男子）

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道明寺さんがニューヨークへ行ってから
月日が経った。




類達は高校卒業して大学へ進学、
私はというと、割と平和に過ごせていた。







「Ｆ４よーっ！！！！」



「なんだって！！？？」

「「「「Ｆ４！Ｆ４！Ｆ４！」」」」




びっくりすることに、Ｆ４以外立ち入り禁止のスペースまでできてしまい、
私はいよいよ非常階段に避難せざるおえなくなってしまったのだ。






★


☆




「まだ、返事こないの・・？」




「なにやってんだか、あいつ..。」



「忙しいのかな、道明寺さん・・。」


「そうかもねー」



つくしちゃんはというと道明寺さんからの返事が
ずっとないらしく呆れたようなため息をつくようになっていた。



ちょっとぐらいメールかなんかあってもいいと思うけど・・・。





「なーにしてんの？」




「「(花沢)類・・！」」



☆


★






「なんか、ごめんなさい私達までお邪魔して」



本日２回目のびっくり。


Ｆ４以外立ち入り禁止のラウンジに
私達も入れることになった。


類に連れられそこへいってみると、
西門さんたちもそこにいた。



「ここだったら牧野たちも気楽に来れるんじゃない？」



「「(いや、むしろ周りの目が怖いんですけど)...そ、そうだね」」






「・・・にしても司もひどいもんだなー」


「牧野ほったらかして何やってんだか・・」



「・・い、忙しいんじゃない？道明寺は」


「あの、司が・・？」

「まさか・・」



「「まさか・・・なぁ・・」」




美作さんと西門さんは相変わらず仲がいいというか、
相性がいいというか...




「あまりにもメール来ないんだったら、会いに行っちゃえば？つくしちゃん」



「い・・いや、さすがにそれは」



「いいじゃん、牧野。司も喜ぶぞ〜」




「行ってみたら？牧野」




西門さんと類もそういって同感している。


「もしあれだったら、俺もついていくし」


「う、うん・・」




そういう類を横目でちらっとみた。



ふと、まだ類はつくしちゃんのこと好きなんだろうな・・なんて考えてしまう。
ちょっとしたもやもやが胸にあるのがわかってそんな自分がときには嫌になることも
最近はしばしば・・。




「あ、じゃぁ私はそろそろ・・。」



そして最近、逃げる癖がついた。

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