17, 髪飾り編っ!(貴方Side) ページ17
「A!」
髪飾りを探すために店内を歩いていたとき、いきなり明くんに呼ばれ振り返ると、、
「うんうん!やっぱり似合うねっー!」
なにかを持ってきて私の髪に結び、光緒くんに見せた。
「おわ、いーじゃねえですか〜?」
はいっ、といって明くんが手鏡を見せてくれる。
どんなのか気になり明くんの手に収まるサイズの鏡を覗き込む。 なにこの子、女子力高っ、と思いながら、、。←
「っ、綺麗、、!」
鏡に映っていたのは明るい赤と白のギンガム柄のヘアバンドをつけた自身の姿。
「赤統一コーデ、超イイ感じじゃなーい!」
「リンリン喜びまーすよ〜♪」
私もそのヘアバンドに一目惚れし、それに決めた。
「よしっ!最後に普通の服ねっ!」
「え?海だからいらなくない?」
海に入るんなら私服はいらないのでは?と思い、明くんに伝えると、、
「Aちゃんっ、海の行き帰りは!?」
「水着で帰るつもりで〜すか?」
「あ、そっか笑」
なるほど、と納得し、歩き出す二人を速歩きで追う。
「燐ちゃんて、どんな服が好みかな〜、、」
「え〜わっかんねーです、」
「燐の好みかぁ〜、聞いたことないかもw」
すると、明くんがスマホを取り出し画面を触り、耳に当てる。
「明くん、まさかっ、!?」
「もしもし燐ちゃん〜?」
「やっ、ぱり、、」
でも次に聞こえたのは全くの嘘。
「今Aちゃんと居て、ついでに俺の親戚の誕生日プレゼント選び付き合ってもらおうとしてるんだけど〜、参考に燐ちゃんどんな服が好みっ!?」
「明、、逆にすげぇです、」
「んね。w」
引いたように明くんを見る光緒くん。
「りょーかい!参考にしまーすっ!
ありがとね!」
電話を終えた明くんがきらきらとした表情でこちらに戻ってくる。
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作者名:如月 聖来 | 作成日時:2022年8月20日 14時