16, 小物 サンダル編！（貴方Side） ページ16
水着を買ってから小物を見に行くために再度、専門店の中へ。
「小物も数え切れないほどあるね〜！」
「「www」」
種類の多さに改めて圧巻する私を見て可笑しそうに微笑む明くんと光緒くん。
「まずはサンダルと髪飾りねっ！♪」
さっきの光緒くんのように、私より張り切る明くんに腕を引かれ、店内を回る。
「皆かわいいな、、(笑)」
店内のきらきらとした女の子達を見て、改めて可愛いと感じた。
「Aも恋する女の子って感じよー！」
「オレより可愛いとか最高の褒めじゃねぇです？」
と二人からの心をえぐる励ましを聞き流し、色鮮やかなサンダルを見て回っていると、
「ねっね！Aちゃんっ！
コレめっちゃ可愛くない！？✨」
明くんに一つのサンダルを指さして声をかけられ、傍に近づいた。
「！可愛いっ、！」
「水着と合いそうな色じゃねーですか〜♪」
光緒くんにそう言われ改めて見ると、確かに水着に合いそうなピンクに近い赤色だ。
そんな色に銀色の小さなビーズとラメが散らばっているように埋めこまれた厚底のサンダル。
「燐の色を意識した訳じゃないのにやっぱり赤になっちゃうね(笑)」
「そうねっ！w でもAちゃん似合うと思うのよ！
と、明くんに押され、サンダルを手に取ってみる。
「うん、可愛い、、！」
サンダルの恋の色のような赤に応援されているように感じてしまう。
「これにするね、ありがと」
「じゃあ次いきましょー♪」
「次は髪ね！」
そう再び張り切り直す二人を見ながら、私は少し楽しくなってしまった。(笑)
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作者名：如月 聖来 | 作成日時：2022年8月20日 14時
