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ぶおおおお というドライヤーの音が二人きりのさかたんの部屋に響く。お互い、無言で。こういう時って何を喋ればいいのだろうか と必死に考えていれば口を開いたのはさかたんの方から。
「 あー、のさ、」
「 ん？ 」
「 ……俺達、会った事あるんやけど 記憶にない？ 」
「 …………は？ 」
さかたんのそんな発言に思わず間抜けな声が出る。会ったことある？さかたんと？私が？必死に今までの事を思い出しても記憶には無くて。
そんな私を見て、笑いながら「 まあ、記憶に無いのは当たり前か 」なんて言うさかたん。……ううん、少し申し訳ない。
「 今から一年半くらい前やっけなあ、A、俺が働いてる美容院、来てくれてんよ、」
「 ……え、さかたん美容院で働いてたの？ 」
「 うん、それでさその時Aのシャンプーしたんよ、俺 」
ここまで聞いて思ったことは " そんな事よく覚えていたな " である。「 ……へえ、そうなんだ 」と返せば「 うん 」と微笑みながら返すさかたん。
かち とドライヤーを止めてくしで丁寧に髪をといてくれる。
「 さらさらな髪やなあ 」
「 そんな事ないよ 」
「 ううん、あるって。あの時もずっと思ってた 」
そう言って、私の髪を触るさかたん。……本当、何故そんな事を覚えているのか。ただの客だというのに。
「 ……ねえ、さかたん 」
「 んー？ 」
「 なんで私のことそんなに覚えてるの？ 」
私がそう尋ねれば ぴたり、と止まるさかたんの手。そしてその後は何も喋らなくて。え、聞いてはいけないこと聞いたのかな と不安になる。
どうしたの、そう聞こうと口を開けばさかたんの声によってそれは塞がれる。
「 ……そりゃあ、」
「 _______________ 一目惚れ、やったから 」
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高瀬その(プロフ) - Air-さん» ひい、嬉しい…有難う……；； (2017年11月27日 1時) (
レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
Air- - そのちこれ最高だよ… (2017年11月26日 0時) (レス) id: a1b877d6ed (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - ririさん» そう言ってもらえて嬉しいです；；もっと続きが気になるようなお話を書けるように頑張りますね…！（？） (2017年11月26日 0時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです´`* (2017年11月20日 23時) (レス) id: 03ef9af3da (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 初音さん» こちらにもコメント有難うございます〜！；；れ、連打ですと…？！なら159票分の評価は全て初音様が…？！！？（ 違う ）最高と言ってもらえて嬉しいです有難うございます〜（；；）！これからも初音様に最高だと思ってもらえる様に頑張りますね！（？） (2017年11月20日 18時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
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