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「 よし、なら今日は終わり 」
チャイムと共に、私のそんな声を聞けば生徒はすぐに教科書などを閉じる。学級委員が号令をかければすぐ友達の元へと行くもの、購買へと向かうもの、様々である。
結局あのあと、センラくんは珍しく教室へときちんといて。私以外の先生の授業も受けていたらしく、他の先生から授業が終わる事に話を聞かされた。
( ………どんだけセンラくん問題児だったんだ )
ぼんやりとそんな事を考えながら持って帰るものを纏めていれば「 せーんせ 」と声をかけられるので顔をあげればそこにはセンラくんが居て。
どうしたの？ なんて聞けば 呼んでみただけ と返事が返ってきたのでそのままスルーして職員室へと戻ろうとすれば ちょちょちょ とセンラくんに呼び止められる。
「 スルーは酷ない？ 」
「 酷くない。はい、用件とか特にないんならセンラくんは早くお昼ご飯食べる 」
私がそう言えば「 ちゃんとありますー 」と言って ひょい と私の荷物を取り上げるセンラくん。
上を見上げれば優しい笑みで「 持ちますよ 」なんて言ってくれて。
やっぱり優しいんだな と思ったのも束の間、まあ先生力ないですしね なんて少しバカにしたような笑いで言ってくるセンラくん。
「 ……それくらい持てるから 」
「 まあまあ、またふらふらされたりしたら困りますし 」
「 こんな荷物でふらふらしないから！ 」
私がそう言えば はいはい なんて言いながら一向に荷物を持つのをやめる気配はないセンラくん。
「 まあ、その 」
「 ？ 」
「 _______ 俺が先生の傍に居るための口実、なんで。大人しく荷物もたれといて下さい 」
笑いながらそんな台詞を言うと、そのまま先に行くセンラくん。
私は一人、立ち止まることしか出来なくて。
「 先生、早く来てください 」
騒がしい廊下の中、センラくんのそんな声だけ妙にはっきりと聞こえて はっ となって小走りでセンラくんの元へと向かう。
少し顔が熱いのは気の所為だろう。
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高瀬その(プロフ) - Air-さん» ひい、嬉しい…有難う……；； (2017年11月27日 1時) (
レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
Air- - そのちこれ最高だよ… (2017年11月26日 0時) (レス) id: a1b877d6ed (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - ririさん» そう言ってもらえて嬉しいです；；もっと続きが気になるようなお話を書けるように頑張りますね…！（？） (2017年11月26日 0時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
riri(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです´`* (2017年11月20日 23時) (レス) id: 03ef9af3da (このIDを非表示/違反報告)
高瀬その(プロフ) - 初音さん» こちらにもコメント有難うございます〜！；；れ、連打ですと…？！なら159票分の評価は全て初音様が…？！！？（ 違う ）最高と言ってもらえて嬉しいです有難うございます〜（；；）！これからも初音様に最高だと思ってもらえる様に頑張りますね！（？） (2017年11月20日 18時) (レス) id: c56a2fa634 (このIDを非表示/違反報告)
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