美味しい朝ごはん…？ ページ4
しばらくして太宰が帰ってきた、ようやく顔の熱は取れたようだ。可愛いのにもったいない、本人には言わないが。
太宰｢はい、どーぞ｣
コトリと目の前の机に置かれたのはほかほかのお味噌汁にご飯と卵焼きとサラダとその他色々、真逆の家庭的な太宰さんが見れるとは…！
太宰｢好み知らなかったから味付けは適当だよ、後で教えてくれ
るかな？｣
こんな美丈夫に飯作らせていいのか！？しかも好みも聞いてくるぞこの美人！！いいのか！？
太宰｢あの、ちょっと？大丈夫？｣
颯太｢ハッ！美形が目の前に！？｣
太宰｢なっ…褒めても外に出さないよ？｣
颯太｢いや、本心だっての…んじゃいただきます！｣
太宰(ほんと調子狂うな…)
俺はもぐもぐと卵焼きやご飯を頬張った、卵焼きも丁度いい甘さで俺好みだ。マジでこのままいけば俺の嫁だよ？やばくね？
そんな俺を太宰は嬉しそうな目で見ていた。
颯太｢お前…｣
太宰｢大宰治だよ。｣
颯太｢太宰は食べねぇの？｣
太宰｢私は…後から食べるからいいかな｣
颯太｢ふぅん…｣
一緒にご飯を食べられないのは残念だがこんな美味しいご飯がしかも朝から食べられるなんて、万年ブラック会社生活からは考えられない事だ…そんな事を考えている間にすっかり食べ終わってしまった。
颯太｢ふぅ、ご馳走様！美味しかったぞ！｣
太宰｢ふふ、そんなに気に入ってくれたのなら作ったかいがあっ
たよ｣
ほんっと絵になる美形だ。美形なんだからもっと可愛いことを自覚してもらわないと困る。
別に今はまだ好意というものは分からないが、これから知っていくのだろう。
まぁ、それまでに俺の身体が無事だといいけどな……と思いにふけり、太宰に暇潰しと時計をねだるのを忘れた颯太なのだった…
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月5日 7時) (
レス) @page5 id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめ | 作成日時：2024年3月3日 11時
