モノクロ (ページ15)

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岸「 A行こうぜ～」

とHRが終わった後岸くんがこちらへ来る。

「うん！」

佐野「岸くん！行こ！」

とりおんちゃんは折角こちらへ来てくれた岸くんの手を引っ張って教室のドアまで連れていく。

「 … 」

岩橋「俺らも行こっか。」

髙橋「ほらA行くぞ～」

「うん…！」

前に岸くんとりおんちゃん
その後ろには私たち3人が歩く。

髙橋「明日から部活かぁ～」

岸「次大会いつだっけ？」

「来月かな？」

佐野「あれ？Aってサッカー部なの？」

「私はマネージャーだよ」

佐野「へぇ！りおんもマネージャーしようかな！」

髙橋「サッカー部マネージャー結構いるからもう足りてるよ。」

海ちゃんはそう言ったが
実際サカマネなんて3年生が引退したら私一人になる。

佐野「えぇそっかぁ」

なんて話してると着いたファミレス。

それぞれお決まりの物を注文して

また会話に花を咲かせる

佐野「岸くんは好きな女の子居ないの～？」

ドクンっ

何故かわからないけど私の心臓がうるさい。

岸「んーまぁ」

少し顔を赤らめて言った岸くん。

少しショックを受けている自分に
岸くんに恋したんだなぁってすんなりと理解できた。

暫くすると

prrrrrrrrr

私のスマホがなった。

“永瀬廉”

いつ来るか決まったのかななんて思いながら

「ごめんね」

と言って電話に出る。

「もしもし？」

永瀬「あ、お前どこにおるん？！」

「どこって…ファミレスだけど… 」

永瀬「は？！お前折角この永瀬くんが帰ってきてやったのに呑気にファミレスかよ！」

とまたありえない事を言う。

「は？！廉帰ってきてるの？！」

永瀬「おん」

「ってかホテルは？チェックインしたの？」

永瀬「何言っとんねん俺、お前ん家に泊まるから」

「えっ？！聞いてない」

永瀬「いいからはよ帰っきてや～」

そういった廉はブチッと電話を切った。

なんて自分勝手な…

お金を出して

「ごめん！急用で家に帰らないと…！」

岩橋「あ、Aちゃんのご飯食べとくね」

と相変わらず可愛い玄樹くん。

「ありがとう！バイバイ！」

とみんなに手を振って走って帰った。