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「 廉！起きたらちゃんとご飯食べてよ！ 」
夜の事なんてなかったかのように接する。
忘れた訳でもないし
忘れたい訳でもない。
こんなことって軽く受け止めてる訳でもないが
これだけで気まづくなるのは嫌だ。
いつも通り寝てる廉にご飯を食べるよう伝えて家を出た。
なるべく玄樹くん達に気づかれないようにそーっと
教室へ入り席につく。
なんとかバレず入ってこれたところで
特にすることも無く
前みたいに本を読むか外を眺めるか。
なんて考えていたら
『 飯野さん！今日予定あって放課後数学の教科担任の所にワーク運ばないといけないの…お願いしてもいいかな？ 』
と話したことも無いクラスメイトの女子に頼み事をされた。
面倒くさいけど断ってもっと面倒くさいことになるのはごめんだ。
だから
「 分かった 」
と返事をすると ありがとう！ と笑顔で戻ってしまった。
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作者名：はな | 作成日時：2019年10月30日 23時
