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ドライブ ページ37

中也さんは私を車に乗せるとそのまま横浜の街を駆け抜けて行った。


そんな中、中也さんは先程から思っていたことを話し始めた。


中也 「お前が慌てて車から出た時逃げるんじゃないかと思って追っかけたが、案外素直なんだな、ダッシュで戻って来るとかよ」


そう言われた私は中也さんの方を見る。


先程は後部座席に座っていたのに今回は助手席に座っていたため、意外と距離が近かった。


まぁ、その時の私は無意識に急いで勝手に助手席に座っただけなのだがなぜここに座ってしまったのか自分でも謎である。


『深い意味はないけど五大幹部様のことだからこの後も仕事があるんだろうなと思って急いで来てあげただけの話』


私はそういうと中也さんから視線を逸らし、窓の外を見つめた。


私はこの小さい帽子置き場と一緒に居るのは大嫌いなのだ。


中也 「小さいとか言うな!あと帽子置き場って何だよ!?誰に教えられたんだ!」


『え、治が言ってたから面白いなと思って使っただけだけど?』


そう言うと中也さんは額に青筋を浮かべてハンドルをいつもより強めに握った。


私はあだ名について怒っていると思っていたのだがそうではなかった。


中也 「おい、治って誰だよ?」


急に声のトーンが低くなった中也さんに驚いて何も言えなくなってしまった。


『何で……怒ってるの・・・?』


"治"に反応した中也さんを不思議に思った私は恐る恐る聞いてみることにした。


中也 「・・・あ?あぁ、悪ぃ。何でもねぇ」


そう言って普通の笑顔に戻る中也さんに違和感を感じた気がした。


中也 「それから、帽子置き場ってやめろ!」


中也さんは気を取り直すようにそう言って調子を整えた。


私は気になってはいたが今は言わないでおくことにした。


『どこまで行くの?』


私は取り敢えず気になったことを言った。


中也 「まぁ、夜まで街をドライブしてからのお楽しみだな。それまで俺の考えを教えるのはお預けだ」


夜までということはそれまでの暇つぶしということだろう。


少し興味を持ち始めた私だった。

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設定タグ:文スト , 恋愛 , 旧双黒   
作品ジャンル:アニメ
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さやりん(プロフ) - すみません!!書き直します!!私も読み直して何かおかしいと思ったら漢字間違えててちょっと焦りましたw教えていただきありがとうございます! (2018年3月22日 20時) (レス) id: c100a06976 (このIDを非表示/違反報告)
まるまる - 淳じゃなくて敦ですよー (2018年3月21日 22時) (レス) id: 6223962a56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやりん | 作成日時:2017年5月13日 8時

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