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Juri
3人が家に来た。
北斗とAが付き合ってるって聞いたとき、本当はすごく悔しかった。そんな自分がダサくて笑えた。
でも心のどこかでホッとしてる自分がいた。
ずっとひとりだったAをまた一人にしてしまった。そう思っていたから。
でも今、北斗が「さっきのは嘘」そう言った。
そして、
北「俺、前みたいにまた3人で一緒にいたいんだよ。樹に対してひどい事言ったのは確かだ。ごめん。」
嬉しかった。
ジェシーは俺と一緒にいてくれたけど、また3人でつるめるのが嬉しかった。
ジェシーと北斗は、小さいころからずっと一緒で信頼できる唯一の友達だから。
北「それとさ、樹。もう、いいんじゃない？もう十分償ったよ。樹は琴音から解放されてもいいと思う。」
2人から直接こういわれるのは久しぶりだった。
はじめの頃は結構言われ続けたけど、琴音に悩む俺を見て気を使っていたんだろう。
琴音からはもう逃げられない。全てがもう遅いんだ。そう自分の中ではっきりさせていた方が楽だった。
樹「北斗。今までも言ったと思うけど、無理なんだよ。」
樹「お前らがそう言う度に俺が苦しんでるの気づいてないの？余計なお世話なんだよ。そのおせっかいが俺を苦しませてるんだよ」
実際そうなんだ。きっと2人も気づいてたと思う。
でもそれより、今俺を苦しめているのは
『樹の苦しそうな顔なんて、もう見たくないの。』
Aだ。
もう俺に関わらないでくれ。
Aが俺の名前を呼ぶ度に俺は苦しくなるんだ。
本当は一緒にいたい。
でもそうするとAを傷つけてしまう。
樹「一番俺を苦しめてるのはAだ。」
本当の事だった。
初めてAに対して素直に言葉を投げた。
それはとても残酷なものだった。
Aは表情を失っていた。
『ごめんね』
そう笑って部屋を出て行った。
まただ。
俺が一番見たくない顔だった。
前に見たAの笑った顔よりも、今日のAの笑顔は俺には辛くて。
もう会えない気がした。
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こんぶ(プロフ) - この度は完結お疲れ様でした！最後、2人の再会シーンで大号泣してしまいました…恋愛の楽しい部分だけでなく、人の悲しみや寂しさも表現されていて本当に恋をしている2人がとても美しかったです。素敵な作品をありがとうございました！ (2019年12月29日 10時) (
レス) id: d4a749af9f (このIDを非表示/違反報告)
o r(プロフ) - ぽをさん» ぽをさんはじめまして。私の作品全部見てくださってるとは、、本当に感激です！！！ありがとうございます！(T_T) (2019年12月17日 22時) (レス) id: 168a39829d (このIDを非表示/違反報告)
ぽを(プロフ) - orさんはじめまして！全作読ませて頂いてますが毎回素敵な作品をありがとうございます！これからも応援してます(^^) (2019年12月17日 20時) (レス) id: 70f139796e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：o r
| 作成日時：2019年12月10日 15時
