54 ページ5
北「樹。Aはずっと樹の事だけみてきたんだ。今でこそ普通でいれてるけど、樹と離れてからのAは見てられなかった。あんなに酷いこと言われても樹のこと心配してたんだぞ？なのにあんな言い方、」
樹「俺だって、あんなこと言いたくないよ！でも、本当なんだよ。Aが俺を一番苦しめてる。」
ジェ「それは、いつまでたっても琴音のこと中途半端にしてるからだろ？本当は樹もAといたいって思ってるからそう思うんだろ？」
北「今の樹はAも琴音も傷つけてるよ」
全部言う通りだった。
今までの話を琴音が聞いてるなんて知らなくて、
樹「お前らの言う通りだよ。でも、もう俺のことは放っといてくれよ。俺なりの償いなんだ。」
琴「そうだよ。樹は私に償わなきゃいけないの」
北「琴音、いつからいたんだよ」
琴「Aさんが帰るあたりから？」
ジェ「琴音、もう樹を解放してやってよ」
琴「いいよ。」
樹「え？」
琴「でも、Aさんに何かあっても知らないよ？」
北「どういう意味だ」
琴「また襲われちゃうかもね？また学校でいじめられかもよ」
樹「ちょっ、琴音！」
ジェ「あれ、琴音がやったの？！」
北「お前何したか分かってんのか？」
琴「樹にされたことをしただけだけど？」
北「全く違うだろ！お前のやってることは犯罪だぞ？」
琴「そうかもね。でもね、私ばっかりこんなつらい思いして生きるのなんて不公平だと思わない？あの子ばっかり良い思いしてズルいよ」
ジェ「それで、樹を脅してたってわけ？」
琴「脅したんじゃないよ？樹が決めたんだよ」
北「樹。お前知っててずっと黙ってたのか？Aがどれだけ怖い思いしたと思ってんだよ！！」
樹「おれは、」
ジェ「北斗、樹だってAのこと守るために、」
琴「樹。行かないよね？」
今の俺に失うものなんて何もない。
このまま全てを捨てて一人で生きていこうか、
それとも、もう生きるのを辞めようか、
ここまで追い込まれていた。
樹「琴音。もう無理だ。俺にはもう償いきれない。ごめん。俺のこと殺 していいから。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 410人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こんぶ(プロフ) - この度は完結お疲れ様でした！最後、2人の再会シーンで大号泣してしまいました…恋愛の楽しい部分だけでなく、人の悲しみや寂しさも表現されていて本当に恋をしている2人がとても美しかったです。素敵な作品をありがとうございました！ (2019年12月29日 10時) (
レス) id: d4a749af9f (このIDを非表示/違反報告)
o r(プロフ) - ぽをさん» ぽをさんはじめまして。私の作品全部見てくださってるとは、、本当に感激です！！！ありがとうございます！(T_T) (2019年12月17日 22時) (レス) id: 168a39829d (このIDを非表示/違反報告)
ぽを(プロフ) - orさんはじめまして！全作読ませて頂いてますが毎回素敵な作品をありがとうございます！これからも応援してます(^^) (2019年12月17日 20時) (レス) id: 70f139796e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：o r
| 作成日時：2019年12月10日 15時
