9色の恋愛事情 ( jump × jump )

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八乙女 side

せっかくの休みなのに何で薮ん家に行かなきゃいけねぇんだよ って思うけど内心誘われて嬉しい ←

そんなことを考えながら歩いてたら薮ん家に着いた

チャイムを押すとピンポーン と音が鳴る

それと同時に ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ と走る音がする

全く近所迷惑だわ

数秒待つとガチャとドアが空いた それと同時に見えたのは薮の笑顔

薮 「いらっしゃい光」

八 「おう、お邪魔します」

薮 「ん」

八 「ねぇ、薮ー ?」

薮 「んー?」

八 「何で、今日誘ってくれたの ?」

と聞くと待ってましたというようにぱぁあっと笑顔になる なんか嫌な予感しかしないんだけど

薮 「光のさ苦手克服手伝ってやろうと思って ！」と言って薮の手に握られていたのは猫のコスプレだった ご丁寧に尻尾と耳までしかも本物そっくり

八 「はあ !? それでなにすんだよ」

薮 「だから、これ着て光がにゃあにゃあ鳴いたら自分が猫みたいになって苦手克服出来るだろ ? ､だから早くこれ着て」

ったく、何バカなこと考えてんだよ

八 「いや、出来ねぇよ出来ねぇだいたいそんなことしたらもっと嫌になるわ」

薮 「ふーん､なら俺が着替えさせてやろっか ?」

薮に着替えさせられんなら自分で着替えた方がまし

八 「わかったよ、着るから」

薮 「じゃ、風呂場で着替えてきて俺寝室で待ってから着替えたら来てな」

と言えば薮は寝室に向かったので俺はもう着るしかないと思って風呂場に向かった

八 「はぁ? リアル過ぎね ? つか、なんか自分キモ」

鏡で映る自分の姿に絶句する

いやさ、これさ女が着るヤツだろ

だって、猫みみと足にモフモフのやつ膝下までしかねぇしあっでも自分のモノは隠れるようにモフモフの短パンあるけどそれと尻尾だけ

つまりよ ? 俺の上半身と山田がよく言うぜったい領域は隠れてねぇわけ ､これ今日絶対くわれるわ

まあ、出ていかないと逆にやばそうだし行くか

と覚悟を決め薮が待つ寝室に向かった

ドアをそっと開けると携帯をいじってる薮がいて俺には気づいてないようだった
だから
八 「薮ー」と言うと驚いたようにこっちを見て頬をぼっと言う効果音がつきそうな勢いで赤くして顔を隠した

えっ、照れてる薮新鮮

なんか、これもこれでいいかもね ?

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