二十四話 ページ25
叶「えーと、Aちゃんを生徒会に入れるって話なんだけど」
『は？』
そんな話誰からも聞いてないが？
葵さんからも、もちろん甲斐田さんからも一体、何がどうなっているか分からなかった。別に好成績を残したわけでも、正義のヒーローとして大きな化け物を倒したわけでもないのに
叶「あれ？聞いてない？」
『はい、まったく』
叶「もぅ、葵、しててって言ったじゃん」
花咲「ええへ、ごめん！つい、忘れちゃって！」
叶「ならしょうがないね」
甘すぎやしないか？
ここは溺愛夢小説の中ですか？なんて？思うほどに、この人たちは葵さんにゲロ甘だ。べつに、私も葵さんとおんなじ立場に立ちたいわけではないが…
にしても、見てる分にも甘すぎる。
はやく、この場を立ち去りたいほどだ。
『詳しく聞いてもいいですか？』
叶「うん。この前、Aちゃん、葵のこと助けたでしょ？証拠と共に」
『まぁ、』
叶「その子さ、退学なんだよ」
『え？』
てっきり、A組だから、何かしらあって、退学はないと思っていたのに、退学になったらしい。これは想定外だ。
叶「葵を助けてくれた代わりに生徒会に入れてあげようと思って」
うん。一つ申し出たいところがある。
この人は、いやこの人たちはナルシストなのだろうか。
『"お礼？"地獄なんですけど』
叶「？」
『生徒会なんてごめんです。お話はこれだけですか？』
叶「へぇ、断るんだ？」
葵「そんなぁ」
甲斐田「…」
叶生徒会長は興味深そうに、葵さんは悲しそうに、甲斐田さんはびっくりした顔をしてこちらを見ている。きっと、今までの女子は「生徒会に入る？」と言われただけで舞い上がっていたのだろう。
"普通の女子"からすれば、イケメンと一緒に暮らせるなら本望だろう。けれど、私は違う。イケメンなどには一切興味がない(甲斐田さんを除く)
『これだけですか？』
もう一度聞いておく。
叶「うん。終わりだよ」
『じゃあ、さようなら。あ、甲斐田さんルイボスティー美味しかったです。』
甲斐田「あ、ありがとう！」
『それでは』
私は会長たちに礼をし、生徒会室を出る。
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頭おかしい人間8号 - わぁ！マジでしてくれたwコメントありがとうございます！更新頑張ります！！二章に行くと思うので、これからも見てって下さい！ (3月18日 22時) (
レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
不運なんだよねぇ(プロフ) - めっちゃ好きなお話です！更新頑張って下さい！ (3月18日 18時) (レス) id: ba838741e0 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - misakiさん» 夢主ちゃんどうやって倒した？ってなりますねw！魔法を使っているシーンを間違って消してしまったのはすみません！！三十六話の方も直しておきますね！ (3月12日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
misaki(プロフ) - 読み返していたのですが29話と30話の間の夢主ちゃんの魔法を使った所が無くなっています。36話で夢主ちゃんの魔法は分かりますがちょっと分かりにくいので個人的には今後振り返り描写とかを予定してなければ戻して欲しいです。更新お疲れ様です！ありがとうございます！ (3月11日 11時) (レス) id: 3e6d84c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！！！参考になります;; (3月10日 16時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：頭おかしい人間8号 | 作成日時：2024年2月18日 23時
