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私はコッチを抱きかかえ、彼を見つめた。
彼の目は月の光で深い青色に輝いていた
逃げなきゃ、でも逃げるのにもコツはいる。
兄さんからの教えを思い出す
彼は敵に背中を見せてはいけないと言っていた
だとすれば……待って
彼は敵なの？
かつて兄さんと共に悪へと戦っていた人だよ？
兄さんの大切な仲間だよ？
そんな人を敵だなんて呼んでもいいの？
「どうした、逃げないのか？」
彼は動かない私を不審に思ったのか
そう問いかけて 来た
そうだ
真実が知りたいばっかりに大切な事を忘れていた。
私は…
「言っておくが、いずれにしろ証拠は出でくる。
諦めて「いいですよ」……は？」
「いいですよ、捕まえて。」
彼は思いもよらぬ返事が返ってきて戸惑っている
「何故だ…何故逃げない」
「だってあなたは私の大切な人だから」
「…大切な人、だと？…お前は一体何者なんだ」
「ただ女の子ですよ」
彼は意味がわからないとでも言いたげに眉間にしわを寄せた
これでいいんだよね、兄さん。
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色 - こ、更新待ってるっす!!! (7月17日 1時) (
レス) id: 9c759aa54d (このIDを非表示/違反報告)
色 - つ、続きがみたいっす!!!え？こ、これからどうなるんすっか？！ (7月17日 1時) (レス) @page16 id: 9c759aa54d (このIDを非表示/違反報告)
奈楠(プロフ) - 凄く面白いです！！！！更新頑張ってください！！！！応援してます！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しえり | 作成日時：2018年6月24日 15時
