今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:3,704 hit
小|中|大
7つ、吾輩は夢をみる ページ7
僕の能力は《吾輩は猫である》
使えば自分以外の時の流れが遅くなる。
いわば、時を止めるようなものだ
だが、実際は少しだが動いている。
動きの大きさは一年で五ミリ行くかどうか
でも、この能力には自分にデメリットがある
なにかというと
最初に言ったように
自 分以外の時の流れが遅くなる
他人だけが遅くなるとは、逆に自分の時はいつも通り針を動かしている事になる。
つまり、他人より寿命が縮むのである
時を止められる。
一般人からすれば
大変憧れを抱く能力だ
しかし、この僕は自分が死への道を早めている事に恐怖を感じる。
自分の時の針が進むにつれて今までの記憶が真っ暗になって行くのが怖い。
闇
この言葉が似合うのだろう。
未来も過去も
闇に包まれている。
そんな気がしてままならぬ
誰か
この闇を追い払ってはくださらぬか…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クロジャ | 作成日時:2017年3月27日 15時