【RAB】時を紡ぐ、重ねてく。〈2〉 (ページ17)

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体が、入れ替わる!? ページ17

「すげぇ！お前の手首、ホント直角に曲がるな。腕も綺麗な直線だから、四角が美しいわ…。」

さっそくタットの動きを試すとぅーし。
自分の動きをやってるはずなのに、シルエットが全然異なり見え方がまるで違う。

「おぉ、たしかに。とぅーしの体だと生き物みたいで、俺の体だと無機質なもの、って感じになるな…！」

ネスはアクロバットの技を試している。
元々自分もできる技なので、やり方はわかっているのだが…

「よっ…と。筋肉あるから支えはしっかりしてるけど、バランスが難しいな…」
「筋肉の付き方で変わるんだね」
「ところでお前の体、すぐ汗かくなぁ。笑」
「お前はやっぱ手足が長ぇ！扱いが難しい！笑」

…

互いの体を使って、いろんな動きを存分に試した二人。

…はぁ〜楽しかったな！
けど疲れたわ。自分の体じゃないから、怪我しないように傷付けないようにって、メッチャ気ぃ使ったから…笑

遅めの昼食をとったあと、銭湯にやって来た。
この時間はあまり客がいない。

「…体洗ってても、筋肉の付き方が違ってておもろいな。」
「ね。ネスの体はどこもかしこも直線的な感じっていうか…」
「…ぁんっ…、す、すまん、変な声出ちった…。てゅーし、お前、意外と胸、敏感か…?」
「はあ!? お前、何触ってんだ！笑」
「いや違う、たまたま引っかかって…ごめんて。笑」
「お前〜…研究すんじゃねぇ！さっさと風呂入って出るぞ。笑」

二人は笑い、ふわふわの泡と温かなお湯で汗を流した。
湯に浸かり目を閉じると、疲れまで体から流れ出ていくようだった。

…風呂を出たら。
この後もまだ楽しみが残ってる。
嬉しいな…