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[ドラコ&ドラーナ]Dragon Girls -美少女とプリンセス- ページ3

ぐ〜。きゅるる〜。
間隔を開けながらも鳴り止む気配の無いあたしのお腹。
何か食べなきゃ本当に死んじゃう。
何度も倒れ掛けながら、食べ物を探していたけど。
ばたっ。
遂に、限界が来てしまった。

それから何分?何時間?まぁ、結構経った。
目を開けると、あたしは倒れてた所から少し離れた
一本の大きな木に凭れ掛かっていた。
近くの海岸から吹く潮風が何とも心地良くて。
また目を瞑りそうになったけど、それは隣からの声に阻まれる事になる。
「気が付かれたのね。」
リデルみたいな大人しめな声で
そう言ってきたのは、青いドレスを着て
背中に大きな翼を生やした一人の女の子だった。
あたし知ってる!こう言う子の事を<ゆーが>って言うんだよね!
「アンタ、誰…?」
「ドラーナはドラーナ。
それより、貴女が元気になって良かったの。」
「じゃあ、アンタがあたしを助けてくれたんだね。
ありがとう!あたしはドラコケンタウロスって言うんだ!」
「…まだ、疲れてるみたいなの。
ドラーナに出来る事があればお手伝いするから、
どんな事でも言って欲しいの。」
もう一度お礼を言おうとしたら、お腹の虫がまた声を上げた。
「お腹が空いているのね。
街に移動しましょう。そこなら材料が揃っている筈だから、
簡単な物ならドラーナでも作れるの。
ほら、ドラコさん。ドラーナに掴まって。」
言われるがままにあたしより少し小さいその背中に掴まると、ドラーナは。
「では、急いで行くの。」
「ひょえええええええ!」
大きな羽音を鳴らしながら、あたしを乗せて街へと翔び立った。

数十分後。
ドラーナが住んでいると言うお城に向かって部屋の一室で待っていると。
「ドラコさん、ご飯が出来たの。
これ、パイ包み焼きシチューなの。」
「わー、美味しそう!」
いただきますと言って、目の前のそれを口に運ぶ。
「どうかな…?
お菓子以外を作るのは初めてだから、お口に合うかは分からないけど…。」
「うん、美味しいよ!
ドラーナって凄いね!こんなに美味しいご飯を作れるんだもん!」
そう言ったら、ドラーナの顔が優しく綻んだ。
「お代わり、あるからね。」
「本当に!?いっぱいしちゃおっと!」

「ねぇドラーナ、今度あたしとクエストに行こうよ!」
「…ふふ、ドラーナで良いならご一緒するの。」
〜〜〜
ドラゴンモチーフの女の子は和洋中纏めて全部好きです。
昔やってた<聖♡ドラゴンガール>と言う漫画が
そのルーツなんですが、そう考えたら漫画の影響って凄いなと。

☆[あやしいクルーク&クロード]二つの闇に囚われて ※軽いキャラ崩壊&独自設定有り→←☆[シグレ]孤独を越えて、孤独に触れて。



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螢羅(K-Ra)(プロフ) - アメジストさん» ありがとうございます!どうぞ他の作品も楽しんで下さい! (2020年1月28日 18時) (レス) id: b7b3ad2127 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - 完結おめでとうございます!。寂しくなってしまいますが、これからも貴方様の小説を読みます!。アンデルの長編も楽しみにしてます!。それでは、またお愛しましょう!!。 (2020年1月28日 17時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)
螢羅(K-Ra)(プロフ) - アメジストさん» 応援ありがとうございます!これからも楽しんで書いていきます! (2020年1月15日 19時) (レス) id: b7b3ad2127 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - メッセージを見ましたが、改めまして、リクエストばかりで申し訳ありませんでした!。そして、自身で書きたいものもたくさんあったにも関わらず、リクエストを、お応えいただき、誠にありがとうございました!。これからもこの小説はもちろん、他の小説も応援してます! (2020年1月15日 19時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - そうでしたか!。読んでみます!。 (2020年1月15日 7時) (レス) id: 0a7b322e74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:螢羅(K-Ra) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月28日 15時

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