2等星が 消えた.

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「ホシオッパ、私たち暫く会うのやめない？」

HS「は？なんで？」





いきなりだった。何言ってるの？とも思ったし頭の中がごちゃまぜになる





HS「なに？愛想つかしたの？」

「違うの、大好きだよ。
でもとにかく今は会わないほうがいい」





訳がわからない。
幸せな日々が、積み上げてきた嘘が、全て無意味だったかのようにガタガタと崩れ落ちてく音がする。





HS「いい、今から行く。それから話そう」

「ちょっ、来ちゃダメなんだって！」




Aの話を聞かずに電話を切った。クローゼットからカーディガンを取り出し羽織り、帽子とマスクで顔を隠す





玄関へ向かうとクプスヒョンに呼び出される
なんだよ今急いでんのに。





SC「これ見ろ」





エゴサーチというものをよくするクプスヒョンの目に止まったもの




【隣の女誰？たまたま見かけたら手繋いでるしそのまま部屋に入ってったんだけど。】





頭が真っ白ってこういうことだと思う
だからAも来るなって言ったのに





SC「彼女に、何かあってからじゃ遅いから。
今は距離を置け」




俺はすぐに彼女に電話した





HS「A？！大丈夫？！何もされてない？」

「はは、落ち着いて私は平気だから」





だから暫く会うのはやめよう。
俺も言葉も聞かずに電話を切ってしまった彼女




もしサセンがいて、もし、彼女が刺されたら。
俺のせいで彼女が死んだら。






HS「二度も、俺の前から居なくならないで」





力なく下がったスマホを見つめた
クプスヒョンは 不思議と笑っていた




SC「あの子は一度も、
お前の前から消えたことはない」





信じたくないから 目を背けてきたんだよ




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