マネージャーは元Carat

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迷惑かけちゃったな なんて目を閉じた
いや、待てよ？目なんて閉じちゃいけねぇ



私今 スングァン君に抱きしめられてるの
心拍数なんて数えられないくらいやばいし
スングァン君の香りとぬくもりが混ざって
酔いそう((いい意味))







「あ、あのスングァン君っ」

SG「もう平気？」








ぱっと離れた体 少し寂しく感じてしまう
や、なに寂しくなってんのおこがましい

というか顔見れない無理






SG「まだ僕の胸貸した方がいいかな...」

「やっ！大丈夫でっっす！！！」







何この人 ひとつしか変わらないけど大人の余裕を感じます






SG「顔上げてよ」

「...むり」

SG「...前にもこんなことあったよね」







そう言って笑ってるスングァン君の顔
見えてないけど愛おしいのは確実なんです







すっと彼の綺麗な指が私の顎をなぞる
そのまま上に上がった顔


当たり前だけど 目の前にはスングァン君がいて
触れられてる頬が熱い


自分の鼓動と秒針の音
止まったように彼の目に吸い込まれていく

ゆっくりとドラマみたいに縮む距離
私の目が彼の唇を捉えた






「っ...」






残り １センチ







【コンコン】







酔から冷めてしまった
なんとも言えない 気持ちのいい空間が嘘みたいに今は 居心地が悪い


なにこれ... 苦しい








SC「スングァン A大丈夫？」

SG「大丈夫ですよ、もう寝ちゃいました」







平然と私の横で ドアに向かって喋る彼が
分からない







SG「今日は、もう寝る？」







前髪を気にしながら立ち上がったスングァン君はそのままドアの前に立っていた







SG「...ごめん」







その言葉に首を振ることしかできない
出ていった 彼の温もりは残っていて
顔が熱くて 触れられたとこが熱い




知ってはいけない気持ちが 芽生え始めている






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