【花京院典明】救済【ジョジョ】

青い月2 ページ10

「よし、これで歩いても大丈夫よ」

『ありがとうございます、聖子さん』

「応急箱片付けてからお茶持って来るね」

『何から何までありがとうございます』

「いいのよ遠慮はしないで！」

とたとたと廊下に行った聖子さん
さっきめっちゃ恥ずかしいところ見られた…

にしても、調子悪そうだなぁ
後ろから付いて行ったとき背中から茨がウヨウヨしててキモかったけど取れるものじゃないから何もしてあげられなくて申し訳ない
あ、牢屋に居る承太郎のことかも

「ちょっと良いかな」

『？はい、どうぞ』

ジョースターさんの声だ
なんだろうか、旅なら土下座してまで頼む予定なんだけど…

「失礼するよ、先程ホリィから聞いたがAちゃんだったかなワシはジョセフ・ジョースターじゃ」

よっこらせと言って畳に座った

『はい』

「来てそうそうだが君は、スタンド使いかな」

『スタンド使いです。それがどうかしましたか？』

「少しスタンドを見せてはくれないかい？」

本当になんだろ、聖子さんの病状はまだ本格的ではないはず
言われた通りにスタンドを手から出した
この鉄と油のスタンドて使えるのか分からないけど足止めとかにはなると思う……多分
で、でも私が使う鉄はゴムみたいにもできるから別に弱くはないよ？？凡庸性が高杉なんだよ？？鉄以上の硬さになるのは無理だけど…()

「んーむ…」

『ど、どうされましたか？』

「君の事情は噂で聞いたが両親が殺され攫われた。その犯人はまだ捕まっていないようじゃが、そいつはスタンド使いだったか？」

『はい、とても仲の良い友だちだったんですが急に変になって縄で縛られましたが逃げてきました』

「君が良ければ、ワシに保護されないか？Aちゃんの祖父母さんにはちゃんと伝えておく、保護をする理由は君はスタンド使いであるからには後々厄介なことになるからじゃ、そのお友達はワシらの敵である者に君を連れ去ろうとしたが逃げてくれて良かった」

『良いんですか？』

「できればだ」

『じゃあ、宜しくお願いします』

頭を少し下げ宜しくした
これで旅に付いて行ったら目的が達成できる！

これだけの為に私は2度目の親を人生を捨てているのをこれっぽっちも考えもしていなかった

_________

『A、帰ったよ………居ない？』

床に切り落とされた縄があった
カーテンが風で靡いた、行く前には窓は開けてはいない



ニゲタナ

首輪の方がやっぱり良かったな
探さなくては、明後日はDIO様の命令の通り空条承太郎を殺しに行く日
誰の所へ行こうとも絶対返してもらう

待っててねA

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