Merry Christmas (番外編) 12 [キバナside] ページ34
玄関先で正座をさせられ小一時間ほどダンデに説教をくらった
キ｢足……痺れた…｣
ダ｢コレに至ってはキバナが悪い｣
キ｢寝惚けてたんだよ｣
ビリビリと痺れる足を動かしリビングへ向かうとケーキを頬張っているAと目が合い口もとがゆるむのを感じた
キ｢またクリーム付いてるぞ｣
『んむっ!?』
ユ｢わたしが取ってあげるね〜｣
『ユウリありがと』
マ｢そうだ!
Aにクリスマスプレゼント
昨日渡せなかったから｣
ホ｢あ!
オレからもあるぞ!｣
ユ｢わたしからもあるよ｣
次々と渡されるプレゼントに嬉しそうなAの頭を撫でたダンデとネズが小さな箱を手渡しオレをチラリと見てきた
ダ｢キバナは無いのか?｣
ネ｢無いわけないでしょう｣
キ｢ま……まあな｣
ポケットに入れたままの小さな箱に指先で軽く触れ視線をさ迷わせる
こんな状況じゃ渡せねえよなあ…
ポケットの箱から手を離し今日の買い物袋に入れっぱなしにしていた別の袋をAに手渡す
中身はオレンジ色の髪飾りだ
『わあ!
ありがとう!
わたしからもあるんだよ〜
皆お揃いのグローブ』
ユ｢一生大事にする｣
ホ｢大事にしまっておくぞ｣
マ｢いやいや使わなきゃ｣
『ビート君とマリィちゃんともお揃いだよ』
昨日渡したんだと写真を見せ微笑んだAが思い出したようにダンデ達にも袋を渡していく
オレも袋を貰い開けると中にはナックラーの刺繍が施された薄いオレンジ色のタオルが入っていた
ちなみにダンデはヒトカゲ､ネズはジグザグマの刺繍だ
『見つけた時にコレだ!って思って買っちゃった』
ネ｢ありがとうございます
……まさかこの歳でプレゼントをもらうとは思ってなかったです｣
ダ｢とても可愛いタオルだな!
トレーニングの時に使う事にするぞ!｣
頭を撫でられているAの背後に立ち両手で顔を挟み上を向かせると小さく首を傾げ満面の笑みになったAにワンパチかよと心の中で呟き頬をムニムニと捏ね回した
キ｢ありがとな
オレさま超うれしい｣
『よかった』
そして時間はたちボードゲームをしている間に寝落ちしたホップ達を抱えたダンデとネズが帰っていき眠気からかフラフラしているAを膝の上で向かい合わせになるように乗せるとポケットに入れておいた箱からソレを取り出しAの首に腕を回した
『んん?冷たい…ネックレス…?』
キ｢オレさまからの特別クリスマスプレゼントだ
常に付けとけよ?｣
オレンジ色の石が嵌め込まれたモチーフにキスを落としAの頭を撫でた
ルミナスメイズのもり→←Merry Christmas (番外編) 11 [キバナside]
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月28日 10時) (
レス) @page14 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ウールーと共にwww (2020年1月13日 1時) (レス) id: 67362f68ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 初めまして！小説読みました！すごく面白くてよかったです！！とくにカレーの！カレーにヤドンのしっぽに笑いました！これからも頑張ってください！(*´∀｀*) (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ
| 作成日時：2019年11月30日 23時
