目覚めの一撃 [キバナside] ページ15
ユ｢ジメレオン アクアブレイク!｣
ホ｢ラビフット ずつき!｣
ダ｢オノノクス どくづき!｣
マ｢まってまってまって!!!｣
叫ぶような3人の声とマサルの切羽詰まった声に意識が浮上しゆっくり目を開くと視界に入ったのはオレの目の前に立っているマサルの背中とそれに対峙するように立っているダンデ達とポケモン達だった
なにしてんだと起き上がろうとしたとき腕の中に違和感を感じ視線を落とすとダンデ達がキレている理由を理解した
キ｢なんでここで寝てんだAは｣
ダ｢起きたかキバナ
………一応話だけは聞いてやろう｣
キ｢いや……オレさまも分かんねぇよ｣
すやすやとこんな状況にも関わらず幸せそうに寝ているAの頬をつつくとAは眉間にシワを寄せながら小さく唸り更にくっついてきた
それによってダンデの拳が強く握り込まれたのを視界の端でとらえたオレは若干の焦りを感じながらAの背中に軽くふれながら声をかけた
キ｢A〜
朝だぞ起きろー
ってか起きてくれねぇとオレさまミンチにされるかも｣
ユ｢心配しなくても大丈夫ですよ｣
ホ｢そうだぞ!
跡形も無くなるからな!｣
キ｢安心できねー｣
『ぅぅ………ふわぁ………おはよぉ…………フライゴ……ン………?
………………!!?
へ…………だれ……』
ホップの言葉に頬をひきつらせているとさすがに起きたのかAが目を擦りながらゆっくりと顔を上げオレの頬をゆるゆると撫でた
完全に理解が追い付かず固まっていると意識がはっきりしたのかオレの顔を見て固まったAが眉根を下げながら言った一言にヒクリと頬がひきつった
キ｢このキバナ様を前にしてまた誰?だと?｣
『……キバ兄……
バンダナ…?してない……フライゴンは?』
キ｢……フライゴンとオレさまを間違えたのか……?｣
『ん………そうかも』
フラフラしながらも起き上がったAによって毛布がずり落ちるとAが固まり徐々に赤くなっていく
『へ………あ………な………なんで…』
キ｢?
何が｣
プルプル震えながらオレを指差したAに首を傾げていると廊下から何かが勢いよく部屋に入ってきてオレに一撃くらわせた
キ｢…フ………フライゴン……｣
[キュルルル………]
オレの鳩尾に尻尾をめり込ませたフライゴンがAの視界からオレを遮断するようにAに抱きつきやれやれとでも言いたげに喉をならした
『な……なんで…は……はだ…か……』
キ｢オレさま寝る時上脱ぐんだよ｣
朝ごはん [キバナside]→←プレゼント [キバナside]
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月28日 10時) (
レス) @page14 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ウールーと共にwww (2020年1月13日 1時) (レス) id: 67362f68ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 初めまして！小説読みました！すごく面白くてよかったです！！とくにカレーの！カレーにヤドンのしっぽに笑いました！これからも頑張ってください！(*´∀｀*) (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つばさ
| 作成日時：2019年11月30日 23時
