キャンプにて [キバナside] 5 ページ12
ホ｢辛い……｣
マ｢舌が………アッツ……｣
キ｢なんでオレさまがこんなバカみたいに辛いカレー食わなきゃならねぇんだ……｣
ダ｢うーむ……少しばかり辛くしすぎたか……?｣
おいおい嘘だろ
1口食べただけで手を止めたオレ達を横目にこの激辛カレーをペロリとたいらげたダンデが首を傾げた
クリーム入れたからって真っ赤なカレーがマシになるわけねぇだろ少しは考えろ!
一向に進まないスプーンを片手にどうしたものかと考えていると隣で甘口カレーを食べていたAがヒョコリと顔を覗かせた
『そんなに辛いの?』
ホ｢辛いぞ!!!!｣
マ｢うぅ……甘口にしとけば良かった…………｣
オレを挟んで2人と会話をしていたAがコップの水を飲み干した2人を見て口を大きく開けたことに一瞬思考回路が止まった
『ちょっとだけちょうだい』
マ｢はあ!?
止めときなよ後悔するよ!｣
ホ｢マサルの言う通りだぞ!
これはオレが処分する!｣
『えー』
キ｢そんなに欲しいならやるぞ｣
ほぼ目の前にあるAの頭を撫でながらスプーンでカレーをほんの少しすくいAの目の前に差し出すとAは目を輝かせながらそれを頬張った
それと同時に左右から叫び声が響いたがオレは徐々に赤くなっていくAににやけが止まらなかった
『かっらい!!!』
キ｢言ってただろ辛いって｣
『ひぃぃぃ……舌がやけどしたぁぁぁ』
キ｢ふっ
顔真っ赤……｣
舌を出しパタパタと手で扇いでいる様子をスマホロトムで撮影しながら笑っているとふと先程Aに差し出したスプーンが目に入った
キ｢そういや………間接キス……だなぁ……?｣
『間接……キス……?
……………!!!!!!!』
キ｢おーおー
さっきよりも真っ赤だ
ははっりんごみてぇ｣
『ど………どうしようユウリィ……』
ユ｢まかせて私がシバいておくから!｣
キ｢ちょ………ちょっと待てよ
たかだか間接キスだぞ!?｣
更に真っ赤になったAに顔を近付けるとAは涙目になりながらユウリに抱きつきユウリは拳をポキポキとならしながらオレさまとAの間に立った
ユ｢Aにあーんして良いのは私だけなんですよ｣
キ｢そこかよ!｣
『ま……まだ手も繋いだこと無いのに……か……間接キス………しちゃった…』
キ｢……はぁ……?
いくらでも手ぐらい繋いでやるし｣
なんなら直接キスしてやろうかとAに伸ばした手はユウリのチョップによって叩き落とされた
めちゃくちゃ痛ぇんだが………
キャンプにて [キバナside] 6→←キャンプにて [キバナside] 4
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月28日 10時) (
レス) @page14 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ウールーと共にwww (2020年1月13日 1時) (レス) id: 67362f68ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 初めまして！小説読みました！すごく面白くてよかったです！！とくにカレーの！カレーにヤドンのしっぽに笑いました！これからも頑張ってください！(*´∀｀*) (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つばさ
| 作成日時：2019年11月30日 23時
