ルミナスメイズのもり [夢主side] 2 ページ36
スマホロトムの説明を聞いている途中でテブリムが動いた為咄嗟に避けるとテブリムの攻撃は地面に当たりさっきまでわたしが立っていた場所は若干抉れていて背中を冷や汗がつたった
『こ……これはマズイのでは……!?』
ウォーグルとシャンデラが眠ってしまっている上に残りの手持ちの内2体はメッソンとタマゴそしてフェアリータイプとは相性最悪のフライゴンだ
とにかく逃げようと森の奥へと走り出すとマシェードとテブリムも後についてくる闇雲に走っていくと目の前に大きな木が立ち塞がり行き止まりに来てしまった事に気がついた
『ど……どうしよう』
ジリジリと迫るマシェードとテブリムに追い詰められ背中が木に当たりこれ以上下がれない事を残酷に知らしめた
少しずつ少しずつ距離が縮まっていく
どうしたら良いのかと視界が滲んだ時スマホロトムが着信を知らせいつも通り強制的に通話が開始された画面に映った笑顔に涙が溢れた
キ｢A〜昨日ぶり……って何で泣いてんだ!?｣
『き……キバ兄……』
キ｢そこ…ルミナスメイズのもりか…?｣
『うん……それで……』
[キュゥィン!]
[キュロロゥィン!]
『っ!!』
[フィィン!]
[ギュイイン!!]
キバ兄に答えようとした時マシェードとテブリムが攻撃を放ってきた
衝撃に耐えようとメッソンをしっかりと抱きしめグッと目を瞑る
しかし覚悟していた衝撃は無く代わりに聞きなれた鳴き声と優しくわたしを包む感覚にゆっくりと目を開いた
そこには攻撃を受けふらつきながらもマシェードとテブリムを睨んでいるフライゴンと心配そうにわたしの顔を覗き込むブリムオンが居た
『フライゴン…ブリムオン』
キ｢ブリムオンAを守れ
フライゴンそいつらを蹴散らせ!｣
[フィィ]
[ギュア!]
電話越しのキバ兄の言葉にフライゴンとブリムオンは返事をしブリムオンはわたしを抱き上げフライゴンは大きく尻尾を振り抜いた
道が開けたと同時にブリムオンが走りその後ろをフライゴンがついてくる
しばらくしてブリムオンの足が止まりゆっくりと下ろされる感覚に目を開くと森を抜けたのか少し先にアラベスクタウンのポケモンセンターが見えた
見なれたピンク色の光に腰が抜けたのかその場に経たり込んでしまうとフライゴンが頬擦りをしてきた
『フライゴン…ブリムオン…ごめんね
ありがとう』
[フィィ♪]
[ギュア♪]
『メッソンは大丈夫?』
[キュウ]
『よかった…』
キ｢ったく
気を付けろよー?｣
『キバ兄……ごめんなさい』
キ｢いや…怒ってはねえよ｣
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2021年10月28日 10時) (
レス) @page14 id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - ウールーと共にwww (2020年1月13日 1時) (レス) id: 67362f68ce (このIDを非表示/違反報告)
あーちん(プロフ) - 初めまして！小説読みました！すごく面白くてよかったです！！とくにカレーの！カレーにヤドンのしっぽに笑いました！これからも頑張ってください！(*´∀｀*) (2019年12月8日 8時) (レス) id: 5fc00616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つばさ
| 作成日時：2019年11月30日 23時
