【あんスタ】私達の星奏館2【月永レオ】 (ページ14)

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May.51 ページ14

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今日は休日。こういう日にまとめて大学の課題を終わらせてしまうのがいいよね、うん。

ブルーライトカットメガネを掛けて、パソコンと向き合おうと腰をかけると、携帯が鳴った。誰かから電話が来たっぽい？

携帯に表示されていたのは『葵ゆうた』の文字。
…？なぜ、私にかけてきたのだろうか？

「はい、もしもし」

「あ、アニキ。ごめん。ﾊｧ俺、熱が出ちゃったみたいで…。今日の打ち合わせ行けそうにないや…。」

どうやら、ゆうたの兄_____ひなたの携帯番号と間違えたらしい。私をフルネームで登録しているなら、『亜月A』で登録されている私と『アニキ』もしくは『葵ひなた』で登録しているひなたの番号を押し間違えたのだろう。

熱で体温が上がり体がぼっーとしていて、押し間違えたというのなら、十分に有り得る話だ。

「…わかった。ゆうたくん(・・)はベッドに寝てなさい」

熱でしんどいのだろう。はぁはぁと呼吸が荒いのが電話越しでも分かる。とりあえず、ひなたにゆうたの容態を伝え、打ち合わせに行くことを電話で促す。それから、私はゆうたの看病に行く。

課題をやるのはとりあえず後回しで、私はゆうたの部屋の鍵を金庫から取り出して、部屋を出た。

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