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16話 ページ17
夢主side
真冬に手を引かれ、連れてこられたのは屋上。
屋上なんてベタだなぁ...なんて呑気に考えていると、
真冬が急にこっちを向く。
なんか、怒ってる....?
何を言われるのかと内心ビクビクしながら身構えていると、
「彼方先輩と最近どう?上手くいってる?」
『う、うん。真冬は?彼女さんとどう?』
普通に質問をされたので、私も質問で返す。
「僕は...彼女はいないよ。だって....」
『だって?』
「僕が彼女って言っていいのは
___Aだけでしょ?」
なんて切ない顔で呟く真冬。
やめて。そんな顔しないで。
自惚れて都合のいいように考えてしまうから。
それに、私のことを見てくれなかったのは真冬でしょ.....?
だったら、
そんな、傷ついたような、
今にも泣きそうな顔、しないでよ....。
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作者名:流雨 | 作成日時:2018年11月14日 0時