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「話を聞こうよ、コニー」
アルミンだ。いつしかルアナがジャンを止めたように、自分の心を傷つけていることに気づきながらも止められなかったコニーの腕をぐっと掴んで、それを止めた。
そしてルアナの固く握りしめられた拳をそっと解いたのは、ベンだった。
「……………」
彼は小さく頷くと、膝の上にあったルアナの手を膝から下ろした。ずり落ちたオニャンコポンが咳き込む中、ルアナもまた深く息が吸えるようになった。
彼らはじっとオニャンコポンの言葉を待った。
「俺はっ、本当に知らなかったんだ。ワインのことや安楽死計画なんて…っ、他の義勇兵と同じように…」
「あ"ぁ？！」
突っかかるコニーの腕をアルミンが無言で掴んだ。
「本当だと思うぞ」
嘘ではないと思うとルアナが口を開きかける前にそう言ったのはニコロだ。
「俺たちはイェレナから口止めされていた。義勇兵にワインのことは言うなと」
「何より、エルディア人の安楽死なんて協力したくないっ…。俺たちはパラディ島を発展させて、一緒にマーレを倒して欲しかった…っ。そのために全てを捨てて島に来た。この島にみんなのために尽くしてきた」
オニャンコポンは両手を強く握り顔を上げる。もう誰も、彼の言葉を遮ることはなかった。
「それはこの島に未来があると信じていたからやれたんだ…！子供は未来だ。安楽死計画が実現してしまったら、俺たちがやってきたことはなんになるんだ！」
皆に訴えかけるオニャンコポン。ルアナも皆の後ろでそれを見守る。
全て言い終えたかと思われたが、オニャンコポンはもう一度顔を伏せ、震える手を見つめた。
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
