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微妙な空気が地下牢に流れる中、この雰囲気を壊す慌ただしい足音が聞こえた。
「オニャンコポン…」
鍵を持ったオニャンコポンが血相を変えて地下牢に降りてきたのだ。
「おい！外はどうなってる！」
「っ…、マーレ軍が飛行船で空から攻めてきた…っ。約500の兵に鎧、顎、車力が同時に！」
ルアナの肩がピクリと動いた。
「…それをエレンが一人で相手にしているっ…。必死で足掻いているが、いずれやられる…っ」
気が動転しているのか、鍵を開けようとするオニャンコポンの手元は震えている。
「始祖がマーレに奪われる…っ！」
やっと南京錠が鈍い音を立てて床に落ちた。
「手を貸してくれっ…。みんなでエレンを援護するんだっ！！」
そう言って解き放たれた牢の扉。真っ先に突っ込んで彼の襟首を掴み上げたのはコニーだった。
「ふざけんじゃねぇぞ！！」
「う"っ！」
「てめぇ、何が�爐澆鵑吻瓩世叩帖��爐討瓩Г薛瓩寮錣い世蹐Δ�！！俺たちが従うと思ったのかっ…？裏切り者のくせに！！」
コニーが激情のままにオニャンコポンを締め上げる。オニャンコポンは苦しそうに顔を歪めた。
「す、すまない…っ。だが、イェレナに逆らえば頭を吹っ飛ばされるだけで…っ！」
「はあっ？お前は俺たちに優しくしておいてっ、裏じゃワインでパラディ島を乗っ取る計画だったんだろうが！！なんでっ…、なんでルアナさんまでっ！！この島でお前ら義勇兵が安全に暮らせたのは誰のおかげだ！！ルアナさんが兵団に働きかけたからだろうが…！！」
コニーの目元に涙が浮かぶ。
「もう…っ、裏切られるのは飽きてんだぜ俺は！！」
コニーが捩れる思いで名前を並べる中、その後ろでルアナは恨めしげに自分の膝を握りしめた。
足があれば……、足さえあれば、自分で自分を傷つけるコニーを止めに行けるのに…。もうこれ以上、誰かが傷つくのは嫌なのに……。
「もう飽きたんだよクソが！！…なんで俺たちがエレンに加勢してっ、子供を作れねぇ身体になんなきゃならねぇんだよ！！おい！！」
足さえ、あれば……——。
自分の無力さに顔を歪ませ、ルアナはまた強く膝を握りしめる。ただ、激しい自分の心の衝動に押し負け、ぐちゃぐちゃになった頭をスッと冷やす低い声があった。
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
