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「あの子も、飲んでしまっているんだ…っ」
「っ、」
何を、とまでは言えなかった。それはハンジ自身、まだ信じたくないという本音の現れだった。
地鳴らしまで起こってしまった以上、その前に一悶着あることはもう確実で、そうなれば既に手遅れであろうことは明白だが、それでもだ。
「ごめん…。私が情けないばっかりにこんな……」
リヴァイの顔が見れない。どんな面して顔を合わせればいいか、わからない。
あの子と過ごした時間が一番長いのは私で、一番濃いのがリヴァイ。どっちがどうとかの話じゃない。何も傷つかないはずがない。辛くないはずがないんだ。
挙句、二人は最後に会ったのが一ヶ月前だ。それもマーレから帰還してすぐ、バタバタとした出発だった。そんなことが、一体どうして——……。
「イェレナの動きに、もっと注意を払っていれば…。私が一番、近くにいたのに……」
ごめん。そう言おうとした時だった。
「…………フッ」
小さく笑う声が聞こえた。それは紛れもなくリヴァイのもので、ハンジは唖然と顔を上げる。一体どういう風の吹き回しか、リヴァイの左の目尻がわずかに下がっていた。
「な……、ちょ、何を笑って——」
「敵も、大したことねぇな」
「は……？」
固まるハンジ。
「お前にも、言ってなかったとはな」
「え、」
したり顔のリヴァイ。
「本当に恐ろしい
「え、ちょ、どういうことなの」
問い迫るハンジに、リヴァイは勿体ぶることなく言い切った。
「——あいつは、無事だ。ワインなんざ、飲んでねぇよ。俺の、命に賭けてもな」
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
