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「あと、それから」
「ん？」
リヴァイが荷馬車からこちらへ目線を戻す。
「あいつは…、相手がお前なら、怒らねぇだろ」
「ぁ……、」
あいつ。リヴァイがハンジの独り言を聞いていたのなら、それも聞いているはずで。あいつ、と濁したとて誰のことかは容易に思い当たる。リヴァイの、珍しく柔らかな表情がなくとも。
ただ、彼はまだ知らない。
「…まぁ、私も混ぜろ、くらいは言うかもしれねぇがな」
そう言う彼女がもういないかもしれないことを、まだ。
「あいつはそういうんじゃ、ねぇだろ」
「っ…………」
ハンジは目を背け、俯いた。
そんなことない。だって昔、君たちが付き合い始めて間もない頃、私がぽろっと君の女の好みを話に上げた時なんて、本気で怒ったんだ。それも、殺されると思ったほどだったんだよ。
そんなことを言おうとして、やめた。言ってしまったら、隠し通せるはずもない現実をさらに言えなくなると思った。
「あのね、リヴァイ」
「……ん、」
リヴァイが静かに目を合わせる。怯みそうになる喉をなんとか抑えた。
「その、ルアナの、ことなんだけど」
「……………」
ダメだ。目を、合わせられない。これを知ったリヴァイがどんな顔をするか、容易に想像できてしまう。それでも、先延ばしにしたって何も変わらない。
ハンジ深く深呼吸をし、意を決してリヴァイに向き合い直した。
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なぎさ(プロフ) - 何回も見返すほど大好きです！！更新楽しみにしてます！ (11月21日 13時) (
レス) @page33 id: 548ee16a42 (このIDを非表示/違反報告)
春花(プロフ) - こちらのシリーズとっても大好きでいつも更新を楽しみにしてます‼︎完結まで頑張ってください、完結まで応援させてください‼︎ (11月5日 16時) (レス) id: 27efe983cc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - このシリーズ大好きですっ (10月11日 23時) (レス) @page11 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ずっと応援します‼︎大好きです！ (10月10日 15時) (レス) @page11 id: 0f2e86f85b (このIDを非表示/違反報告)
おむすび(プロフ) - このシリーズマジで面白くて大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月9日 21時) (レス) @page1 id: 5b99419290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月2日 9時
