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「リヴァ——！」
ハンジは咄嗟に彼に手を伸ばす。が、放たれた銃弾が届くことはなかった。
「…………っ」
「え、うそ……」
「貴様っ……」
リヴァイが息を呑む小さな気配と、向こうの強い動揺に再び空気が揺れる。ハンジもおずおずと顔を上げた。
「なっ、……！」
ハンジの目に真っ先に入ったのは、銃口の先ではなかった。
「ぁ………」
巨大な背中。腰から下はなく、大きな右手の拳が握りしめられている。巨人の上半身だとすぐに分かった。
反射的に腰元のブレードに手が伸びるが、グリップに手が触れる前に巨人の項から蒸気が高く鋭く上がった。
「う、そ……っ」
ゆっくりと現れた後ろ姿に、ハンジは目を大きく見開いた。
腰に下がる旧式の立体機動装置、古い茶色のジャケットに翼のエンブレム。そして何より、肩の上で揺れる細い金髪。
「くっ………」
青白い頬には汗が伝っている。息も上がっているし、目元にはあの赤い筋が走っているが間違いない。
「銃を、下ろして」
「ルアナっ……」
最も目に馴染む調査兵の華奢な後ろ姿が、異様な光景の中にあった。
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ふゆ(プロフ) - めっちゃ引き込まれるお話ですね！！！ほんとに更新が楽しみです！ (12月2日 0時) (
レス) @page38 id: 484893ce06 (このIDを非表示/違反報告)
せい - 最近イッキミしたもので！最高しか言えません！！応援します！ (11月28日 4時) (レス) id: 9598d06351 (このIDを非表示/違反報告)
あい - とってもおもしろくて一つの物語として楽しんでいます。続きのお話が楽しみです！ (11月22日 19時) (レス) @page32 id: fbec67f27a (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ドキドキしながら読ませてもらいました。作者様のペースで良いのでこれからのお話も楽しみに待っています！！ (11月22日 17時) (レス) id: c807065baf (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 更新待ってます！！頑張ってください！！ (11月12日 17時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年8月1日 8時
