トレローニー先生の予言 ページ9
クィディッチ
あのマクゴナガル先生までピョンピョン飛び跳ねて喜ぶほどで、生徒たちはというと少なくとも一週間は優勝杯獲得の余韻に浸っていた。
ロンとハーマイオニーの関係も修復し、ハリーとマリーはやっと落ち着いた日常を過ごせると安心していた頃、ハーマイオニーが「占い学」のクラスを飛び出すという事件が起きた。
マリーは「占い学」を取っていないため、一足先に大広間で三人の席を確保して課題をやっていると、ぷんすか起こったハーマイオニーがドカっと向かいに座った。
マリー「ハ、ハーマイオニー…？あの〜、『占い学』は……？」
ハーマイオニー「辞めてきたわ！！」
バンとテーブルに教科書を叩き落とすハーマイオニー。
ハーマイオニー「さぁ〜、心を広げて見るのです！彼方を〜！……何が『内なる眼』よ！！ハリーに毎度毎度
相当ご立腹のようで、マリーはさっと水を差し出した。ハーマイオニーはそれをぐっと飲み干し、大きく息を吐いた。
ハーマイオニー「ごめん、マリー。取り乱したわ」
マリー「あ、うん。……まあ、良かったんじゃない？テストの負担が減るし」
ハーマイオニー「そうね」
お分かりの通り、マリーより倍は授業を取っているハーマイオニーのカバンはパンパンだ。さらに学期末試験が近づいているため、一層荷物が多くなっていた。この前、ハーマイオニーの試験の予定表を見せてもらったが、相変わらず同じ時間に試験が被っていた。もう、そのやり方を聞くという愚かなことはしなかったが。
少しづつ昼食を取りに生徒が増えてくる。ロンがその生徒たちに紛れてやってきて、ハーマイオニーの隣に座った。
ロン「やぁ、ハーマイオニー。君、大丈夫？」
ハーマイオニー「何のこと？」
ロン「いきなり教室を飛び出すなんて、君らしくないよ」
マリー「ロン。」
マリーはロンに目配せし、その話題はやめようと話を変えた。
マリー「ハリーは？一緒じゃないの？」
ロン「あぁ、ハーマイオニーが落とした水晶玉をトレローニーに返しに行った」
ロンは既にミートパイに手を出している。それならすぐ来るか、と入口に目を向けると、ちょうどハリーがマリーたちの姿を探してキョロキョロとしていた。マリーが手を振ると、気づいたハリーが早足でやってきた。
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akithin.(プロフ) - 凄く面白くて作品にのめり込んでしまいました！更新楽しみに待ってます！ (4月7日 19時) (
レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - 本当に大好きな作品です…！！思わず一気読みしてしまいました！！これからの展開が楽しみです…！無理をせずに更新お待ちしております…！ (1月4日 18時) (レス) id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - まってます！ (10月8日 12時) (レス) @page25 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 続き待ってます！ (9月12日 19時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
あーむ(プロフ) - 初めまして。もう更新はされないのでしょうか…？更新待っております。 (2022年7月15日 23時) (レス) id: bdae7c5760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2021年5月20日 1時
