# ページ11
ハリー、マリー、ロン、ハーマイオニーは急いで昼食を流し込み、大広間を出てハグリッドの小屋へ向かった。その日は偶然にも、試験前で午後は授業が休みだった。
ハーマイオニー「バックビークを処刑するなんて酷すぎるわ！」
ロン「うわ…。あいつらまで来た」
あいつら、とロンが指さす先には、高台からハグリッドの小屋を見下ろす、マルフォイたちの姿があった。途端にマリーの眉間にしわが寄る。
しかし、今日はマリーよりもハーマイオニーの方が速かった。
四人の姿を見つけたマルフォイが意地悪く口角を上げ、口を開いた。
ドラコ「おーや！見物に来たか――」
ハーマイオニー「あなたたち！！なんて下劣なの！ゴキブリ以下よ！！」
先陣切って駆けていったハーマイオニーは、ポケットから取り出した杖をマルフォイに突き付けた。ハリーは驚きの顔で固まり、マリーは感心顔でハーマイオニーを見つめている。
ロン「ハーマイオニー、やめろ…！そいつにそんな価値ない」
ロンの言葉で少し落ち着いたのか、ハーマイオニーがゆっくりと杖を下ろす。怯えていたマルフォイは、息を吹き返したかのように意地悪い笑みを浮かべた。しかし、ハーマイオニーは間髪入れず、思いきりマルフォイの顔に拳を一発入れた。
これには感心顔だったマリーも目を見開いた。
マリー「ハ、ハーマイオニー…？！」
すっかり腰の抜けたマルフォイは、クラッブとゴイルに支えられながら一目散に逃げていった。それを見届けたハーマイオニーの顔には怒りではなく、してやったりの爽快感に満ちていた。
ハーマイオニー「いい気味だわ」
マリー「いいどころか、最高よ！」
マリーはハーマイオニーにぎゅっと抱きついた。
ロン「ハーマイオニー、今日やっぱりどうかしてるよ！トレローニーのクラスは飛び出すわ、マルフォイは引っぱたくわ……」
度肝を抜かれているロンの隣で、ハーマイオニは得意げに笑った。
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akithin.(プロフ) - 凄く面白くて作品にのめり込んでしまいました！更新楽しみに待ってます！ (4月7日 19時) (
レス) id: 99ff633255 (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - 本当に大好きな作品です…！！思わず一気読みしてしまいました！！これからの展開が楽しみです…！無理をせずに更新お待ちしております…！ (1月4日 18時) (レス) id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - まってます！ (10月8日 12時) (レス) @page25 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17098号(プロフ) - 続き待ってます！ (9月12日 19時) (レス) id: 45c6c008b2 (このIDを非表示/違反報告)
あーむ(プロフ) - 初めまして。もう更新はされないのでしょうか…？更新待っております。 (2022年7月15日 23時) (レス) id: bdae7c5760 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2021年5月20日 1時
