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「リヴァイには『人類最強の兵士』になってもらう」
「は？」
なんだそのふざけた称号は、と思わず眉間にしわが寄る。
「長距離索敵陣形によって、我々の壁外調査の生存率は格段に上がった。とはいえ、まだ恐怖に怖気づいている兵士も少なくない。その中で『人類最強』という希望があるだけで、心持ちは大きく変わる。リヴァイには、他の兵士を鼓舞する立場として調査兵団の上に立ってもらう」
俺が、他の兵士を鼓舞する？俺が、他の奴らの希望に？そんなことがこの俺に――。
「うん。いいんじゃない？」
俺は咄嗟に顔をあげ、ルアナの横顔を凝視した。
最初にエルヴィンの意見を肯定したのは、隣に座るこいつだった。
「活躍するだけで兵士を勇気づけられるのなんて、リヴァイしかいないでしょう。実際、今の調査兵団で一番強いのはこの人だし」
ルアナがちらりと俺に目を向け、そう言った。その言葉を聞いてか、ミケが納得したようにフッと笑みを浮かべる。
「……ルアナが言うなら、そうだろうな」
「まぁ、一番リヴァイの実力を知ってるのはルアナだしねぇ」
「それも、そうか」
ミケに続いてハンジ、ナナバも賛成の意を示し、俺はその兵士長とやらから逃げるに逃げられなくなってしまった。
全く、勝手に話を進めやがって。
「だそうだ、リヴァイ。どうだ？」
選択肢はないくせして俺に問うエルヴィン。
俺は一つ息を吐いた。
「やるしかねぇんだろ。構わねぇ」
「そうか。感謝するよ、リヴァイ」
兵士長になるにあたって、俺もルアナ班から離脱し、自分の班を持つことになる。その班員を考えておけ、とエルヴィンが言い、最後に残った副団長の後任に話が移った。
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p(プロフ) - 一気にここまで読みました！読んでいてめちゃめちゃおもいろい！止まりませんでした！続きとっても楽しみにしてます！ (2021年9月4日 18時) (
レス) id: cd4b92f726 (このIDを非表示/違反報告)
シエル先生 - 胸がドキドキするリヴァイの小説を読めてとても楽しいです更新頑張ってください (2021年8月18日 2時) (レス) id: 7d890425dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2021年8月6日 12時
