∞１０８ ページ13
というわけで、萌衣と約束したわけだけど、
時間になっても待ち合わせ場所に来る気配がない。
ほんと、いくつになってもマイペースなんだから。
半分呆れて待ってると、
見慣れた大型リムジンが私の目の前で停車した。
もちろん、乗ってたのは萌衣本人で、
A「ちょっと萌衣、どういうこと？」
萌衣「今日はね、普通のお買い物じゃないわよ？」
私たちがいつも買い物するときは
リムジンも執事も使わずに、
駅前とかで待ち合わせて歩いてショッピングする、
まぁ、言っちゃえば普通の買い物。
ではないと、若干ニヤついた萌衣が言う。
何を企んでいるのやら…
A「じゃあ何なの？」
萌衣「ふふ。今日はね、セレブのショッピングだから」
A「はい？」
いいから乗って、と急かされて
とりあえずリムジンに乗り込むと、
静かに発車して……どこかに向かってる←
A「萌衣。1から説明して」
萌衣「いい？まずね、あんたセレブ感無いのよ」
いきなりお説教ですか…
まぁ、否定はしないけど。
A「一応身につけるものは気をつけてるよ？」
萌衣「ピアス、ネックレス、指輪、それから洋服と靴は合格点。さすが大倉先輩ね」
A「だって、全部忠義が買っちゃうんだもん」
萌衣「でもそれ以外は不合格。不合格どころか落第点よ」
A「…………」
なんなんだ、今日の萌衣は。
萌衣「もう少しね、Eightの財閥夫人の自覚を持たなきゃダメよ」
A「はぁ……」
萌衣「そりゃ普段の買い物には節約は大事よ？むしろもっと教えてもらいたいくらい」
A「…………」
萌衣「でもね、私たちは本物のセレブなんだからね？」
A「セレブに偽物なんているの？」
萌衣「成金とか、中流階級の財閥とかね」
A「今日、らしくないほど毒吐くね…」
萌衣「とにかく！本物のセレブなんだからセレブらしくいなきゃもったいないじゃない！」
A「そっち？！」
萌衣「ということで！今日はAにセレブのショッピングを教えることにしたから！」ﾆｺﾆｺ
A「そんなキラッキラの笑顔で言われても…」
萌衣「いつも節約とかレシピ教えてくれるお返しよ」
いきなり何を言い出すのかと思ったら
そういうことか。
なんだか萌衣もウキウキしてるし。
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E(プロフ) - はじめまして、昨日ここへたどり着き、最初から最終話まで読ませていただきました。とてもとてもきゅんとしたし、お話もとても上手でずーっとタオル片手に泣きながら読んでいました。しばらく更新されていないとの事ですが、楽しみにしております！ (2021年9月5日 10時) (
レス) id: e3242abda2 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 初めまして。最初から読みました。凄く楽しいお話でイッキに読めました。まだまだ続きが読みたいので更新を楽しみにしてます！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 初めまして！昨日読みはじめて、ハマってしまい1日中読んでいました！更新楽しみにしてます！ (2019年10月7日 3時) (レス) id: 907ebd6396 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして！何度も最初から読み返すくらい、本当に大好きな作品なので、更新再開とても嬉しいです＼( ^o^ )／ (2019年10月3日 0時) (レス) id: 6cbb1aa512 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - お久しぶりに更新されてすごく嬉しいです^ - ^20歳おめでとうございます！また更新楽しみにしています。 (2019年9月30日 23時) (レス) id: ece8a2cdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきりん
| 作成日時：2018年1月30日 1時
