∞９７ 忠義さいど ページ2
Aが萌衣ちゃんのために書いたレシピは
夜ご飯で食べたことあるものばかりで。
萌衣「こうやって、貴方のために、貴方が幸せそうに食べるとこが見たくて、一生懸命メニュー考えてごはん作って。
だからこそ、貴方が美味しそうに食べる姿が見れなくて、寂しかったのよ。
よく言ってたよ？
貴方が美味しいって言ってくれるのが1番幸せだって。」
萌衣ちゃんを無事送り届けて。
こんなん、俺なんも知らんかった……
毎日飽きないメニューで、
いつも美味しくて、
それ、当たり前やと思い込んでた。
俺、あんなこと言うて…
最低や。
はよ、謝らな。
家に着いて玄関を開けると、
家の中は、しん、としてて
でも、リビングの明かりはついとった。
A、起きとる……？
そっと、ドアを開けると、
そこにはAの姿がなくて
でも、キッチンは使いかけで。
トイレでも行っとるのかな、って
とりあえず水飲もうとキッチンに入ったら、
忠義「………A？！」
Aが真っ赤な顔して倒れとった。
忠義「A！A！わかる？」
苦しそうに息してて、
前髪も汗でおでこにひっついてもうてる。
Aの身体を抱き起こしたら、
忠義「あっつ……なにこれ……」
Aの身体はとんでもなく熱かった。
Aを抱き上げて、
急いで寝室に行って、ベッドに寝かせた。
時期も時期やし、
インフルとかやったらあかんから、
すぐに診てもらお思って、
でも、子どもたちだけで家残すことはできひんし
Aもこんな状態で連れて行けへんから
大川に電話して、医者手配してもらった。
その間に、
汗で濡れてもうてるパジャマを
新しいのに着替えさせて、汗も拭いて
冷たい濡れタオルをAのおでこに乗っけた。
氷を取りに、もういっかいキッチンに入ると、
刻みかけのキャベツと、
そのまんまの人参と玉ねぎが置きっぱなしで。
A、スープ作ろうとしてくれてたんや…
俺の、ために。
俺のためには作らん、って言うてたのに。
冷蔵庫を開けると、
タッパーが綺麗に整理されて入ってて、
中には、たくさんのおかずが作り置きされてた。
忠義「全部、俺の、夜ご飯や……」
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E(プロフ) - はじめまして、昨日ここへたどり着き、最初から最終話まで読ませていただきました。とてもとてもきゅんとしたし、お話もとても上手でずーっとタオル片手に泣きながら読んでいました。しばらく更新されていないとの事ですが、楽しみにしております！ (2021年9月5日 10時) (
レス) id: e3242abda2 (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ(プロフ) - 初めまして。最初から読みました。凄く楽しいお話でイッキに読めました。まだまだ続きが読みたいので更新を楽しみにしてます！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: 5ac0d2c424 (このIDを非表示/違反報告)
りほ(プロフ) - 初めまして！昨日読みはじめて、ハマってしまい1日中読んでいました！更新楽しみにしてます！ (2019年10月7日 3時) (レス) id: 907ebd6396 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 初めまして！何度も最初から読み返すくらい、本当に大好きな作品なので、更新再開とても嬉しいです＼( ^o^ )／ (2019年10月3日 0時) (レス) id: 6cbb1aa512 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - お久しぶりに更新されてすごく嬉しいです^ - ^20歳おめでとうございます！また更新楽しみにしています。 (2019年9月30日 23時) (レス) id: ece8a2cdde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきりん
| 作成日時：2018年1月30日 1時
