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壁の外へは人類の進撃。
そして次は世界へ、パラディ島の進撃だ。
「まず、一つ目の難関として血液検査だけど、これはアズマビトが何とかしてくれるそうよ。あと彼らの領事館にみんなを匿ってくれると話をつけた」
「君、ほんと流石だよ」
「……お前、どんな手を使った」
「うーん、強いて言えばエルヴィンの真似？」
パラディ島から友好を図ると一言で言っても、そこにはいくつもの障害がある。
和平の道を諦めるということはすなわち、ジークの謀略に加担することを示す。彼に島の命運を委ね、ヒストリアと生まれてくる子供達を犠牲にする道はなんとしてでも避けなければならない。
彼らは死に物狂いで策を練った。
「近日、マーレでユミルの民保護団体という組織が国際討論会へ登壇すると、アズマビトから情報が上がった」
「……そいつらに援助を求めるってわけか」
「うん。でもその組織も実態はあやふやみたいね。あまり期待はできないけど、」
「でも、やるしかない。」
ハンジが力強く前を見据えた。
「まずは討論会に参加して慎重に見極める」
「だな。見ないことには、その団体が使えるかわからねぇ」
「……パラディ島が和平を望んでいることを表明する。アズマビト家は和平を結ぶための協力は惜しまないと言ってくれてる。
世界との和平は実現可能か——。それは壁の外の巨人を全て討伐すると息巻いていたあの頃と同じ。答えはハッキリしてるんだから、それについては考えなくていい。ただ、我々ができる最善を尽くすだけ。……ハンジ、リヴァイ。」
——頼んだよ。
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ああ - 今まで読んだ中で一位になるくらい面白かったです！ (9月9日 9時) (
レス) id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
Kawamata0912(プロフ) - めっちゃ愛してます この作品を。ありがとうございます。 (5月6日 22時) (レス) id: ddf77202c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年5月6日 11時
