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一時的な車椅子生活とは訳が違う。一生自力で歩くことはできず、ちょっとした日常的な動作でさえ介助が必要なのだ。
手を煩わせているのはリヴァイだけではない。ハンジや104期生ら昔馴染みの調査兵はもちろんのこと、今やルアナの直属の上官となったピクシスやその他本部で働いている兵士たちにも少なからず気を遣わせている。
副団長時代、人に頼るなんて最後の手段でしかなかったのに、今では人に頼らなければ階段を上ることもできない。
今まで当たり前に出来ていたことが急に出来なくなるというのは思っていた以上に苦痛だった。
「あなたには特に…。これが一生続くのよ？しかも私、性格もめんどくさいし。そりゃ愛想尽かされても仕方ないって思って——」
「いや、ちょっとお前落ち着け。」
リヴァイが立て続けに言葉を並べるルアナの肩を掴んで見下ろす。
「どうしたってんだ。お前らしくねぇ」
「っ…………」
「……クソメガネに何か吹き込まれたな。あいつお前んとこから帰ってきてからずっと変な顔してたからな。おい、何を言われた」
「……っ、…結婚したとはいえ安心したらダメだって、言われた。」
「………は？」
頭上からリヴァイの低い声が降ってくる。ルアナは慌てて言葉を付け足した。
「も、もう、前とは違うから確かにと思ったの！私はもう正確には調査兵団ではないし、本部も違うからほぼ会えないし、おまけにこんな身体だし…。浮気されてもこんなんじゃ気づけないししょうがないよなって——」
「あんのクソメガネ…っ」
余計なこと言いやがって、と二回目のため息をつくリヴァイ。ルアナはその胸元で小さく「…ごめん」と呟いた。
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ああ - 今まで読んだ中で一位になるくらい面白かったです！ (9月9日 9時) (
レス) id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
Kawamata0912(プロフ) - めっちゃ愛してます この作品を。ありがとうございます。 (5月6日 22時) (レス) id: ddf77202c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年5月6日 11時
