今日:19 hit、昨日:71 hit、合計:65,825 hit
小｜中｜大
18 ページ19
「……どうした」
急に口数が減ったからだろう。リヴァイが異変に気づいて腕に抱いたままルアナを見下ろす。ルアナはそっと彼の胸に擦り寄った。
「…ううん、何でもない」
「何でもなくねぇだろ。ちゃんと話せ」
リヴァイはルアナが何かを濁すと無理やりにでも吐かせようとする。そうでもしないと何も言わないことを知っているからだ。
それがリヴァイの優しさであることはルアナも当然分かっている。反対に言わざるを得ない状況にならないと言えない自分の性分に申し訳なくなるくらいだ。
「……私、もう自分で何もできないなぁと思って。ちょっと情けなくなっただけ」
少ない言葉数でも、リヴァイが汲み取るには十分だ。リヴァイは「何だそんなことか」とため息を吐いた。
「そういうの気にしねぇっつっただろうが」
「そうだけど…。負担かけてる側からすると、時々ものすごく申し訳なくなるの」
最後の方はムキになって口を尖らせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ああ - 今まで読んだ中で一位になるくらい面白かったです！ (9月9日 9時) (
レス) id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
Kawamata0912(プロフ) - めっちゃ愛してます この作品を。ありがとうございます。 (5月6日 22時) (レス) id: ddf77202c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年5月6日 11時
