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「その巨人は父の妻であったダイナ・フリッツに違いありません。ダイナの息子であるジークは解明したのでしょう。不戦の契りを出し抜く術を。我々エルディア人に残された唯一の希望を。壁に潜む幾千万もの巨人で世界を踏み潰す、地鳴らしの発動条件を」
「……お前、どうして今までそんなことを黙っていやがった」
「…ヒストリアの身を案じたからです。俺の不確かな情報で巨人にさせるわけにはいかないと、思っていました」
自身の軽率な判断を詫びたエレンにリヴァイが釘を刺す。だがハンジにはそれどころではなかった。
「しかしそれが本当だとすると…、ジークの秘策にも筋が通る」
「正気か？連中を信用する気か！」
「そうだ！敵兵を大勢島に留めておけば何があるか知れないぞ！」
「全員縛り首にするべきだ！！」
「…いえ、そうもいきません」
ハンジの額に汗が伝った。
「マーレの調査船からこの島を守るためには、義勇兵の力が必要なのです。彼女らの無線通信がなければ……」
ハンジの言葉にルアナはそっと目を窓の方へと向けた。
夕日の眩しい日差しで外はよく見えない。
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ああ - 今まで読んだ中で一位になるくらい面白かったです！ (9月9日 9時) (
レス) id: d425432768 (このIDを非表示/違反報告)
Kawamata0912(プロフ) - めっちゃ愛してます この作品を。ありがとうございます。 (5月6日 22時) (レス) id: ddf77202c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこもち
| 作成日時：2023年5月6日 11時
