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・・・
宴もたけなわ用意した食事もほとんどが空となり時間もまもなく日をまたごうという頃合い
「…」
「俺が持っていこう」
「！…常闇、と…ダークシャドウ」
《覚エテクレテタ！アリガトナ》
「拘本は御客人、寛いでいてくれて構わない」
「…お願い、します」
「ああ、承った」
数枚重ねた大皿を常闇に預け去っていく背中を見送る。日本人の性か何もしないというのは些か居心地が悪いものなのだが寛いでいてという好意に気づけないほど鈍感でもないのでそっとエリが眠るソファの端に腰を下ろす
「…楽しかったみたいだな、エリ」
満足そうに口元に弧をえがいて健やかに眠るエリは本当に今日が楽しみでワクワクさんで終始笑顔だった。そういえば自分も何度か笑った気がするな、と徐に指で頬に触れる。程よい柔らかさのそれを上に持ち上げてみるもこれが笑ってる表情なのかは分からない。けど、少し顔の筋肉が疲労を訴えるから上手く使えたのかな、とよく分からない結論を出してみる
「……楽しかった、な」
しみじみと、今日を振り返ってそう思う
たくさんの人に囲まれて見たこともない量の料理を食べて
初めてプレゼントをもらった
たくさん、話をした
「よかった」
「！」
一人言に返事が返ってきてピクリと肩が揺れる
その声はもう聞き慣れたものなので恐怖は感じず、首だけで振り返ればそこにはサンタの衣装のボタンを開け放ち中の白いシャツを見せつけてくる轟がいた
「…やっぱり似合ってんな。その衣装」
「！…他の皆も似合ってただろ…っ」
「Aが1番似合ってた。かわいいぞ」
「〜〜〜男にかわいいって言うな！」
どうして轟に言われるとむず痒いような感覚になるのだろうか。嫌なわけじゃないのだがものすごく恥ずかしくなってしまう。思わず被っていた帽子を取る
「また来年もしような」
そう言って柔らかくAが安心する表情を浮かべるものだから粟立つ感情が一気に凪いでいって途端にAの心中は安堵に包まれる。Aの中で絶対的なヒーローであり全幅の信頼を寄せている
轟が微笑むと全身の力が抜けるのだ
来年、この先も一緒にいられる保証はないのに簡単にそう言ってくれることもAには嬉しい事だった
「…うん。またやりたい」
「他の行事もやろうな。イースターとか」
「！？」
来た時に間違えて渡した卵を思い出してか少し悪い顔で微笑む轟にからかわれた事を悟りまた頬が赤らむ
また相澤に行事のことを確認しようとAは決心したのだった
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
