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「Aは何引いたんだ？！」
「えっと、…ノートとペンに消しゴム」
「いや真面目か！？誰だこれプレゼントに選んだの！！」
「俺だ」
「障子！！わかるぅ！」
両手にたった今包装紙に包まれていたものを抱えながら一人興奮気味に暴れる(？)上鳴を横目にAは障子を見やる。腕の数が多くて口元を隠していて身長もあるから少し圧倒されるけど、その声は幾分柔らかくて怖い印象はあまり抱かなかった
それが、自分の中の感情として珍しいなと思う
けど、ここの空気がそうさせるのだろうな、と思う
「…拘本、よかったら使ってくれ。誰が引いても困らないものを選んだつもりだ。そのペンは書きやすいから腕が疲れにくい」
「…あ、えっと俺…遅れてる分の勉強してるからノートめっちゃいる、ます…から、ありがとう」
「そうか、よかった」
落ち着いた雰囲気から年上のように感じてしまい変な敬語になってしまった。それでも障子は気にすることなく、Aのお礼に対してマスク越しに柔らかく笑った。ように感じた。滲み出る優しいそのオーラが安心するな、と思う
「イヤイヤ！何このいい雰囲気！俺のこと忘れんなよっ！！」
「忘れてないぞ、上鳴、お前は何引いたんだ」
「これだよぉっ！プロになれってか！？」
「…バスケットボールはそこそこ重さがあるから部屋でいいトレーニングができるんじゃないか」
「ポジティブウウウウウ！！！」
何事にも全力な感じの上鳴
身近にこんな人がいなかったからAにはとても新鮮である。でも、その大声も大きな挙動も怖いとは感じない
「…まっ、今年はAとクリスマス過ごせてるだけで当たりっしょ！そういうことにしよ！」
「…なにそれ。変な奴」
「！？変？！A辛辣じゃね？！」
「…そんな事ない」
つい思ったことそのままに口に出してしまった。Aは人は怖いしあまり関わりたくないし今日まで接してきた人皆に敬語ではあったが裏港で過ごしていた頃は舐められてはいけないからと少し砕けた口調だった。見聞きしてきた言葉も丁寧なものではないので口は少し悪い方なのだ
「なぁなぁ、Aの変な奴って嫌いの部類？挽回の方法ってある？？」
「！？…だ、だれも…っ嫌いなんて言ってないだろ…引っ付くな！」
「えーちょー嫌がんじゃん！ごめんって…嫌わないでぇえ」
「…落ち着け」
えんえん泣きわめく上鳴にどうしたらいいか分からない+なんか恥ずかしくて顔を真っ赤にするAを微笑ましく思いなかがらも助け舟をだす障子なのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
