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広い部屋に大きなテーブル
そこに敷き詰められた色とりどりの料理達
赤と緑に包まれた空間で皆が穏やかにそして楽しそうに笑い、話し同じ時間を過ごす
耳に心地良いメロディーが流れる
それは皆が当たり前に知ってるものなのか
皆が口ずさみ盛り上がる
慌てたサンタがクリスマス前にやってきたそうだ
ジングルベルと鈴がなるとクリスマスなんだそうだ
トナカイの鼻は赤いんだそうだ
聞こえてくる言葉の意味はあまり分からなけどどれもみんなすごいな思ってしまう
この場の空気があたたかくて初めて感じるものだった
「楽しいか、A」
「……うん」
隣に座る轟にそう声をかけられて素直に言葉がこぼれた
ああ、これが楽しいってことなのか
楽しくても胸はドキドキと鳴るのだ、とAは思った
それと同時にこのドキドキが良いものなのだと思えてふっと頬が緩んだのが分かった
そのまま轟に向けてニコリと意識的に口角をあげた
「俺、…楽しい」
「！……俺もだ」
少し目を見開いた轟
それもまた楽しくてふふふっとAは笑った
楽しいとはなんて心地良いのだろう
誰かと食べるご飯がこんなに美味しいなんて
誰かの声がこんなに心地よいなんて
少し前なら絶対そんなこと思わなかったし
思う日が来るなんて思ってなかった
「Aーちゃんと食ってるかー」
「切島、うん。食べてる、全部美味しい」
「砂藤の飯はうめぇ！！」
「ありがとよォ切島！チョコフォンデュもケーキもあるしそっちも食ってくれ」
「チョコフォンデュ？」
「あのタワーみたいなのだよ、A。果物とかマシュマロとかあのチョコタワーにつけて食べるんだ」
「チョコ…あの茶色いの食べ物なのか」
「チョコ食ったことないのか？！じゃー食ってみよーぜ！」
立ち上がりAの手を取る切島に連れられAはチョコフォンデュの所へ向かう。それを眺めていた轟に尾白は目をやる
「轟は行かないのか？」
「行く、けどAの笑顔にやられて腰抜けたかもしれねぇ」
「え？！」
尾白からは見えなかったがいつの間に笑顔を向けていたのだろう。笑顔で腰を抜かすなんて…とも思う尾白だが、それくらい笑顔が出ない環境にAはいたのだと思うと今の恐る恐るマシュマロをチョコフォンデュにつけようとしてる姿は微笑ましく平和な世界だな、と思う
「よかったな、轟」
「ああ、」
どこか親戚のおじさんのような気分で
Aを眺める尾白なのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - レインさん» コメントありがとうございます！私も気づいてすぐ更新したのですが何故かすぐ非公開になってしまって汗また載せましたのでよろしくお願いします( т т ) (2022年10月31日 2時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - スズレカさん» コメントありがとうございます💦何度か載せてるのですが何故か非公開になってしまって。上げ直しましたのでご確認お願いします！ (2022年10月31日 2時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 突然すみません！最近の更新話で3の次が5になっていて4が抜けていて話が飛んでいるような気がします。私側の不具合でしたらすみません💦 (2022年10月28日 22時) (レス) id: 569c36d262 (このIDを非表示/違反報告)
スズレカ(プロフ) - 初コメ失礼します。Himmelhoch uitramarinの4話目が非公開になってるかもしれません（違ったらごめんなさい）。いつも楽しみに待ってます。更新頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: d908ec33e4 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - せつなさん» 修学旅行おかえりなさい！更新させていただいております！比較的ほのぼのライフを送っています笑楽しんでもらえてますと幸いです*.(๓´͈ ˘ `͈๓).* (2022年10月28日 5時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月6日 14時
