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スン…と鼻に香る甘い匂い
強く引き寄せられたぬくもりを見やれば
そこにはプラチナブロンドの髪をした一人の少年
「(ばくごー、)」
何やら親指を下に向け周りにいた人達に叫んでいる
「もしAに何かしてみろ、この俺が消し炭にしてやるから覚悟しとけや」
「ヒーロー志望が何言ってんの！冗談っスから！！」
切島がぺこぺこ頭を下げているが爆豪は相変わらずいつもの少し歪んだ顔をしている。けど、敵意は感じられない
「あー、ボディーガードが爆豪ってこと…」
「これは、知らないとヤバそうだからちゃんと広めとくわ」
「何より、七不思議が雄英学生なんだもんね。うちも真相知りたがってる子達に伝えるよ」
A組のことも伝えとくから…とついでのような物言いは少しモヤッとするもののひとまず目論見通りの結果になったのか…？と思う1Aメンバー一同
「ハハハッ！爆豪やってんなぁ」
「！まいくせんせ」
ひょいと爆豪からAを奪い、プレゼントマイクはそのままAを肩車してやる。隣にいた相澤と目が合い嬉しくて笑いかけると軽く笑みを返されすぐ視線が外される。普段から無表情な相澤の一瞬の笑みに周りが驚くまもなく相澤は口を開く
「言い方はともかく、七不思議とやらは教師の間でも聞き及んでたことだ。こいつに関しては伝聞してもらいたい。なかなかに迷惑を被ってたしな」
プロヒーロー2人に凄まれて(無意識の圧)周りにいた学生たちは大袈裟に頷きあい、蜘蛛の子を散らすようにその場を離れていった
幸せの白い竜はヒーロー科1A生徒で個性によるものである
というのは瞬く間に広まった
怖すぎる護衛が3人いて無闇に近づけば火傷では済まない
というのも同時に伝わった
かくして、Aの学内での平穏は確実なものとなったのであった
「凄かったなぁーA。超目立ってたぜー」
「たのしかった」
「それは、よかったな」
今までになく興奮してへらへらに笑うAに相澤はふっと心が軽くなった。Aなりに向き合って勝ち取ったものであること、心からいまをたのしんでくれているということ、それが嬉しくて仕方ない
「爆豪はミスコン行くのか？」
「あ？行かねーわ。んなもん」
「せっかくなんだから皆で回ろーゼッ！！爆豪！」
爆豪の言葉に切島が反応し暑苦しいくらいに絡んでくる
それを見て笑うAをみて、相澤も笑みがこぼれるのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - さやかさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえてるのが励みになります！更新していきますねー(●´ω｀●) (2022年7月18日 8時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただいてます！これからも楽しみにしてます。 (2022年7月14日 15時) (レス) id: d179a9363a (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» 私はコメントが活力になってます( *¯ ꒳¯*) (2022年7月7日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - みけいぬこさん» 更新が1日の楽しみになるくらいに、楽しませてもらっています！ (2022年7月5日 17時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！楽しんでもらえてますでしょうか｀・ω・ (2022年7月5日 16時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年6月24日 9時
