無意識鬼畜系ヤンデレ製造機夢主が乙女ゲームに転生したら詰んだ話

日常9 ページ16

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素直に後輩からご飯のお誘いは嬉しかったしまぁいいかと流した





『悠仁くん、片方持つよ』



「えっ」




物凄く驚く表情をするものだからどうしたのと声をかけると




「いや、こないだ釘崎とショッピングしてた時釘崎の荷物全部俺と伏黒に持たせてたから何か驚いちゃって…」





さすが野薔薇ちゃん…強いな






「あっ、でも重いしA先輩は持たなくて大丈夫！てかこういう時のために宿儺連れ出してきた訳だし…ほら片方持てよ！」




「ふんっ、その軟弱な腕では持てぬか」




「はあ？これでも周りには筋肉すげぇって言われてるっつうの」




「じゃあその筋肉はお飾りか」




と言いつつ何だかんだ持ちながら言い合いをしてる所を見ると仲良いんだなと思う





でも結局持たせてくれなかった、少しでも手伝いたかったけど気を遣わせてしまったのかもしれない、その気遣いを有り難くも思うが申し訳なさもある




それに手土産もなく手ぶらは流石に気が引け途中コンビニに寄りアイスお菓子飲み物を買いこんだ




『お鍋の後のアイスって美味しいから後で食べようね』



「よっしゃあ！A先輩あざっす！」






俺めっちゃこのアイス好きって言ってくれて買ってよかったと心の底から思った、何故だろう悠仁くんって素直だし喋っていてとても好感が持てるな…






と思いながら歩くこと数分





「到着！」





和風の一軒家ですごく趣のあるお家だ




『お邪魔します』




「いらっしゃいA先輩！」




「A荷物を寄越せ冷凍庫にしまっておく」




『ありがとう、宿儺くん』






エコバックを宿儺くんに渡し悠仁くんに部屋を案内してもらった




「じゃあ、作りますか！」




とエプロンを装着する悠仁くん




『私も手伝うよ』



「え、座ってくつろいでてよお客さんなんだし」




『いや悪いよ』






と後ろでカシュっと音が聞こえ振り返ると私がさっき買った缶ジュースを宿儺くんが飲みながらテレビをつけくつろいでいた




「A先輩は宿儺見習って、そんで宿儺はA先輩を見習え！」



「何だ、別に手伝わんでもお前一人で作れるだろ」



「お前な…」




と呆れる悠仁くん



私はどうしても手伝える事はないかと聞くとじゃあお皿出してと言われ和食器をテーブルの上に置きいつの間にかカセットコンロも置かれていた




その後お皿置く以外手伝わせてもらえず結局悠仁くんに甘えて茶の間で寛ぎながらお鍋を待った


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