【逆トリップ】【現パロ？】貴方は一体何者なの？【高杉晋助】

プロローグ ページ1

飲み会の後の話である

「んじゃぁ、また今度！」

そう言って友達と別れた私は、フラフラしながら家路につ…こうとした。

道端に人が転がっていた。

あまり人気のないところをいつも通っているので誰もいないわけで。

「あの〜大丈夫ですか？」

私は背中がゾクゾクっとした。

もし死んでいたら？いやいや、それって大丈夫なの？

酔いがスーッと引いていった。

ちなみに、携帯は三日間充電していないために落ちている。

助けを呼べる手立てがない。返事がなければ置いていくしかない。

「あの！い、生きてますか！？」

…彼の返事はない。

確かドラマとかで脈を測ってたような？

首じゃあ分からないから手首を拝借して…。

あ、生きてる…。

顔の前に手を当てると息をしてるのが確認できた。

…、今は一時的に気を失ってるだけって事か。

「あの！あの！もしもーし？ご返事を！」

その人はピクッと動いた。

「あの、家は？」

彼はムクリと起き上がり首を横に振った…ように見えた。

ない、のだろうか？

酔って倒れたのかもしれない。

「近くに私の家があるんですけど…」

そういうと彼は頷きまたうなだれてしまった。

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