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報告書No.46 ページ6






ごく普通の、目立たない一般的な建物。
そんな建物に、僕は足を踏み入れた。





その建物の三階の事務所へと向かう。




事務所の前へと辿り着いた。
僕はそこのドアをノックする。







すると、一人の見慣れた銀髪の女性が出てきた。










「…っぇ」



『えぇと、……


久しぶり』













僕は銀髪の女性、いやヴィヨンに話しかけた。

ヴィヨンは驚いて固まってしまっている。











「…っは!レイさん?!」








とんでもない大声で僕の名前を言う彼女。
耳が痛い。


けどまぁ、心配かけたからな。これくらいなんて事ない。










『うん、僕だよ。ごめんね?心配かけて!』










素では接さない。此処(ヨコハマ)にいる限りは、拠点でもないと()にはならない。

取り敢えず中に入った方がいい。彼らも素の僕の方が喜ぶ筈だし。









『ごめん、中に入って話そう?』










多分ヴィヨンはこれで分かってくれる筈だ。










「っあ、分かりました。どうぞ。」










事務所の中へと入る。


すると、先程の声が聞こえていたのか皆こちらの方を見ていて、それぞれ書類を落としたり筆を落としたりして驚いていた。












「「「レイ/さん?!!無事だった/んですか/のか?!」」」










ああ、皆驚いているな。

心配を掛けてしまったのが丸わかりだ。











申し訳なく思っていると。




ダダダダ、と誰かが走る音が聞こえた。
誰か来る。そう思った瞬間。












「…こんっっっの!!馬鹿野郎が!!!!」


『痛っっっったぁぁぁ!!!』













飛び蹴りが私の背中に直撃した。
私が驚き、痛みを噛み締める間も無く、彼は私の胸ぐらを掴み上げた。











「なんでッ!手前はそんな事しか思い付かねェんだ!!」











彼は目に涙を浮かべ乍、私に対して叫んだ。
彼の声には、怒りと悲しみ、様々な感情が混ざり込んでいた。

私には、彼の言う“そんなこと”が分からなかった。










「こっちがどれだけ心配したと思ッてんだ!手前の事は俺らにとッちゃ大事なモンなんだよ!!」



「なんで手前はそんなに自分を無下にできるんだよッ!」








「手前はもっと自分を






大切にしろよッ!!」







彼の必死な怒りの叫びは新聞社に響き渡った。

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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (4月5日 18時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
ハデス - 体調に気を付けてください。ゆっくり休んで下さいね。ずっと応援してるんで! (9月21日 21時) (レス) id: 087d3e6d61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨルノ | 作成日時:2023年8月18日 16時

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